NEWS

The Weeknd(ザ・ウィークエンド)が2015年の大ヒット曲「The Hills」を振り返る。「67個も違うバージョンを作った」

 

 

先月新アルバム「After Hours」をリリースしたばかりのThe Weeknd(ザ・ウィークエンド)。大ヒット中の今作品であるが、2015年のアルバム「Beauty Behind the Madness」について、最新のVarietyのインタビューにて振り返っている。

 

関連記事: The WeekndとDua Lipaの80’sサウンドを解説した動画を紹介。なぜ彼らの楽曲は踊れるのか?

 

「Beauty Behind the Madness」に収録されている人気曲「The Hills」について、The Weekndは以下のように語っている。

 

間違いなく俺の中で最も売れた曲でもある「The Hills」は、67個も違うバージョンがあったんだ。2015年のSXSWでデモを初公開したんだ。ファンを楽しませるために、楽しむために再生してみたんだ。そのバージョンは「Mood Music」と呼ばれていた。長年の友人でもあるクリエイティブ・ディレクターのLamar Taylorが、彼の携帯で、その時に流れた音源を録音したんだ。その録音がSoundCloudに投稿されて、半分しか録音できないのに、サイト内で最も再生された曲になったんだ。携帯で録音しただけのものが。

 

「The Hills」を初めて一般に公開したときのことを振り返ったThe Weeknd。彼は続けて、楽曲を完成させるまでの取り組みについても説明している。

 

「世界中があの携帯で録音されたバージョンを聴いてるわけだ。でもスタジオでは、もうそのバージョンのようなサウンドじゃないアレンジがされていた。同じ曲だとしても全然違う。頭がおかしくなりそうだったよ。スタジオでSoundCloudのバージョンを再現しようとしていたけど、SoundCloudに上がってるやつにはノイズが入ってたんだ。また、楽曲が始まる瞬間に誰かが叫んでいて、それは元々無かったから、偽物の叫び声を楽曲に入れる必要があった。俺が音楽を作る上で取り組んでいるのはそういうことかな。」

 

彼のこのような努力は実を結び、結果的に「The Hills」はBillboard Hot 100チャートにて1位にランクインするほどの大ヒット曲となった。現在ヒット中の新アルバム「After Hours」であるが、これを機会に2015年のアルバム「Beauty Behind the Madness」を振り返ってみるのもいいかもしれない。

 

Shares

RELATED POSTS

VIEW MORE