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「ゴッドMC」と呼ばれるベテランRakim(ラキム)が後悔していること。「同志であるラッパーたちに敵対意識を持っていた」

 

 

ヒップホップ業界で最もリスペクトされているラッパーのうちの一人である通称ゴッドMC、Rakim(ラキム)。世に出たとき、リリシズムだけではなく、特にフローという概念を一気に変えた存在として知られているベテランであるが、彼はキャリアのなかで一つ後悔していることがあるようだ。

 

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1987年にリリースされたアルバム「Paid In Full」で、Eric B. & Rakimとして世にで出たラキム。当時は今以上にラッパー同士のコンペティションが激しかったようで、彼は自身の気持ちを他のラッパーたちに伝えることができなかったと語っている。彼は、周りのラッパーたちに対して敵対意識を常に持っていたようで、実際には同じ志を持っている「仲間」だと意識するのに時間がかかったと明かしている。

 

 

長年、俺はそうやって自問自答をしてきた。他のMCたちと会話とかをしなかったんだ。会話したとしても「よう」とか「じゃあな」ぐらいだった。自分と他人の間に線を引いて、他のやつにその線を踏ませないようにしていた。そうすることしか知らなかったんだ。でも精神的にも大人になり、自分の敵だと思っていたブラザーたちは、敵ではないことに気がついた。LL Cool Jも、Big Daddy Kane、EPMD、Slick Rickとか、彼らと同じようにカムアップしてきたけど、彼らは俺に対して敵対意識を持っていなかった。

 

 

このように、自ら壁を作り、敵対意識を持っていたことを後悔したと語ったラキム。彼はそのことを「ストリートのメンタリティを捨てきれなかった」と語っており、実際にはもっと多くのラッパーたちと交流を持つべきだったと明かしている。このように、自身のエゴを見直し「過去に色々あったかもしれないが、彼らに対しては愛しかないよ」と、伝えた。

 





 

Via:https://www.facebook.com/watch/live/?v=275207200615040&ref=watch_permalink

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