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DJ Premierがサンプリングの許可が降りなかった楽曲について語る

 

 

Thumbnail: By Sven Volkens

 

卓越したスキルで様々な楽曲をサンプリングし、多くの名曲を生み出してきたDJ Premier(DJプレミア)。Gang Starr(ギャング・スター)の楽曲や、Nasの「N.Y. State of Mind」など、彼が手がけてきた作品はどれも名ヒップホップ曲として愛され続けている。そんな彼にもサンプリングにおける許可が降りずに当時公開できなかった楽曲があるようだ。今回はDJ PremierがLL Cool Jの「Rock The Bells」のインタビューにて答えた内容を紹介したい。

 

関連記事: DJ Premierが自身が手がけた名曲のサンプルをブレイクダウン。「サンプリングにおいて最も重要なのは元ネタへのリスペクト」

 

Gang Starrのアルバム「Hard To Earn」を制作していた1994年頃、彼らは「Doe in Advance」という楽曲を完成させた。こちらの楽曲はOhio Playersの有名曲「Sweet Sticky Thing」をサンプリングしており、ループが明らかだったためにクリアランスが必須だった。

 

当然、当時は郵便で楽曲を送る必要があったから、「MP3で楽曲を聞かせてくれ」って感じでメールでやり取りすることは出来なかった。本当に断られたくなかったから、Ohio PlayersのドラマーのJames ‘Diamond’ Williamsと連絡を取る方法はないかと探っていた。見込みは薄いからね。

 

それからDJ PremierはDiamondと電話で話すことに成功したが、許可を得ることは出来なかったようだ。彼は以下のように続けた。

 

彼から「俺には娘たちがいる。君たちは楽曲のリリックで放送禁止用語や不適切な言葉を使っている。自分が参加した曲に放送禁止用語が使用されているなんて、娘たちに聞かせられない。」と言われたんだ。でもOhio Playersのアルバムカバーには裸の女性が映っているじゃないか!と思ったよね。アートとでもなんでも呼べよって思ったね。
でも今はもう済んだことだよ。Diamondのことは愛してるし、尊敬している。彼は歴史上最もイケてるドラマーの一人だ。Ohio Playersは俺が一番好きなバンドの一つだ。もう怒ってないし、昔の話だよ。

 

このような出来事があったため「Hard To Earn」には収録されなかった「Doe in Advance」であるが、以下のリンクからチェックできる。

 

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