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「Bling Bling(ブリンブリン)」というスラングを広めたのは誰?フレーズを一躍有名にした楽曲「Bling Bling」について解説。

 

ジュエリーや宝石を表現する有名なヒップホップ・スラングといえば、「Bling Bling(ブリンブリン)」である。1999年にフレーズとして流行り、2003年にはオックスフォード辞書、2006年にはウェブスター辞書に登録され、2000年代から日本でもヒップホップファンの間で一般的に使用されるようになった。90年代後半や2000年代前半にヒップホップを聞いていたファンは、知っている可能性も高いと思われるが、そんな「ブリンブリン」というスラングがどのように生まれ、広まったかを紹介したい。

 

元々「Bling」は、Dana Dane、Slick Rick、2Pacなどと言ったラッパーが使用していた言葉ではあったが、一度だけではなく「Bling Bling」と二回続けることを一般化し、ポップ・カルチャーにおいて広めたのはCash Moneyに所属していたB.G.とHot BoyzとBig Tymersによる1999年の楽曲「Bling Bling」である。

 

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こちらの楽曲は当時BillboardのTop 100チャートで36位、Hip-Hop/R&Bチャートで13位を記録し、MTVなどの音楽番組ではミュージック・ビデオが長期間ヘビロテされていた。曲のリンクこちらの曲ではHot Boyzに所属していた若きLil Wayne(リル・ウェイン)がサビを担当しており、歌詞を見ると、以下のように「Bling Bling」というフレーズが繰り返し登場する。

 

「…Everytime I come around your city bling bling / Pinky ring worth about 50 bling bling / Everytime I buy a new ride bling bling / Lorenzos on Yokohama tires bling bling…(俺がお前の街に来るたびにブリンブリン、小指の指輪は50ほどの値段ブリンブリン、新しい車を買うたびにブリンブリン、ヨコハマのタイヤにロリンザー、ブリンブリン)」

 

 

「Bling Bling」というフレーズがどのようにして楽曲制作中に生まれたかについては諸説あり、The Faderでは、Cash Moneyの誰が「Bling Bling」というフレーズを書いたのかをリサーチしている。「Bling Bling」のアルバム版に参加しているTurkは、以下のように話している。

 

『Bling Bling』って言葉がどのように出てきたのかよく覚えてない。俺らはよくふざけた会話をしていたんだ。そしていつもスタジオにいるから、誰かが何かフレーズを言って、それに対して皆で『それ曲にしようぜ!』って曲を作ることがよくあったんだ。多分B.G.が『Bling Bling』って言って、俺らが『それ曲にしようぜ』ってなったんだと思う。だからB.G.が書いた曲として知られているんだ。

 

TurkはB.G.が書いたフレーズだと証言しているが、B.G.が所属していたレーベル「Cash Money」の共同創設者、Ronald “Slim” Williamsは以下のように語っている。

 

ウェインはまだ当時学校に通っていたから、俺らは夕方からスタジオに入っていたんだ。午後4時くらいからできるだけ長くいるって感じだ。ノっている日は、一晩で3-4曲できることもあった。俺が間違っていなければ、Blingと最初に言ったのはウェインのはずだ。そこが出発点だった。それを聞いてあの曲が完成したんだ。

 

Turkと同じく「Bling Bling」にラップで参加しており、プロデューサーとしてCash Moneyのサウンドを作った第一人者であるMannie Fresh(マニー・フレッシュ)は、以下のように語っている。

 

「Bling」って単語は最初にウェインが言ったものだった。でも「Bling, bling everytime I come around your city bling, bling」って歌詞は俺が書いた。サビは全部俺だ。曲に合わせて書いたんだ。俺がビートに2カ所スタッブでアクセントを作って、キックに合わせたかったから2つの単語じゃなきゃいけなかった。だから「Bling」って一回だけ言うのじゃダメだったんだ。

 

当時のCash Moneyのメンバーの証言だと、「Bling」というフレーズはリル・ウェインが発言し、マニー・フレッシュがサビのリリックを書いた説が濃厚であろう。

何はともあれ、B.G.とCash Moneyのメンバーによる楽曲「Bling Bling」で爆発的に広まり、辞書にまで登録されたこちらのフレーズ。スローバックとして、こちらの1999年のヒットを聞き、この言葉を流行らせたMVを見ることをオススメする。

 

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