今から20年近く前、クイーンズのスタジオにて銃撃を受け、亡くなったJam Master Jay。Run-D.M.C.のメンバーであり、ヒップホップ最重要DJと呼ばれた伝説の身に起きた悲劇はヒップホップ史の中で最も衝撃的な事件の一つであった。18年間も解決していなかった事件であったが、容疑者の二人がついに逮捕され、起訴されたと各メディアが報道している。
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The New York Timesなどのメディアの報道によると、今回起訴されたRonald WashingtonとKarl Jordan Jrの二人は、コカインに関する取引が上手くいかなかったことが原因となり、犯行に及んだようだ。
米連邦検事のSeth D. DuCharmeは事件について以下のように話している。
「以前から我々にとって極めて重要なのは、被害者、遺族、友達やコミュニティなどに正義をもたらすことです。」
逮捕された男二人に有罪判決が下された場合、刑期は20年に及ぶ可能性がある。
Jam Master Jay殺害事件については、「ReMastered: Who Killed Jam Master Jay?」というドキュメンタリー映画にて描かれている。