米国各主要紙からも「アメリカで最も素晴らしいライヴ・バンド」、「音楽界の希望の光だ」と絶賛を集めるニューオーリンズ出身の4人組、タンク・アンド・ザ・バンガスが待望のセカンド・アルバム『レッド・バルーン』を5月13日にリリースすることが決定した。先行シングル第1弾としてアルバムから「ノー・ID」の配信がスタートしている。また、同曲のミュージック・ビデオは日本時間1月29日(土)の午前1時にプレミア公開される。
ファンクやヒップホップ、ゴスペル、ロックの要素を昇華し力強くポジティヴなメッセージを届けるそのスタイルで、2017年のタイニー・デスク・コンテストにて満場一致で優勝したタンク・アンド・ザ・バンガス。2020年のグラミー賞では最優秀新人部門にノミネートされた彼らは、ノラ・ジョーンズやジェイコブ・コリアー、ロバート・グラスパーの作品にも参加している。
グラミー賞にもノミネートされた2019年のメジャー・デビュー作『グリーン・バルーン』以来、3年振りとなる待望のセカンド・アルバム『レッド・バルーン』。本作はコロナ禍でツアーがキャンセルとなった時間を利用して制作され、前作のパワフルさやポジティヴさはそのままに、よりポップでハッピーなサウンドへと進化している。世界の不安や混沌を希望で包み込むような傑作に仕上がっている。録音はニューオーリンズとロサンゼルスで行われ、制作作業を通じてバンドの結束はより強いものとなったとのこと。ジェイコブ・コリアー、レイラ・ハザウェイ、クエストラヴ、ウェイン・ブレイディ、ビッグ・フリーディア、トロンボーン・ショーティ、ジャミソン・ロスといった豪華ゲストにも注目。
さらに日本盤ボーナス・トラックの「ブラック・フォーク」には、トラップ・ハウス・ジャズの開拓者でもあり、累計3億回再生を超えるFKJとのコラボ曲「Tadow」などで知られるサックス奏者/シンガー/ラッパーのマセゴと、アイズレー・ブラザーズのアーニー・アイズレーを父に持つ新世代の歌姫アレックス・アイズレーがフィーチャーされている。こちらも話題沸騰確実のトラックとなっている。
本作について、彼らは「今回はバンドの一体感を一番よく表現出来たと思う。『レッド・バルーン』は聴く人の心や体へストレートに届く音楽だよ。アルバムを聴いた人が踊ったり、考えたり、自分とは違う誰かのことを愛したりしてくれると嬉しいね!」とコメントしている。コーチェラ、グラストンベリー、ボナルー、ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバル、ニューポート・ジャズ・フェスティバルといった錚々たるフェスティバルにも名を連ねる、今や最重要バンドとも言えるタンク・アンド・ザ・バンガス。アメリカが面する苦難に想いを巡らせつつもアフリカン・アメリカンとしての人生を祝福するポジティヴなヴァイヴスに包まれた、2022年大注目の一作となりそうだ。