text: HIPHOP DNA
4月13日から3日間連続で行われた巨大音楽フェスのCoachella。記念すべき1日目のトリを務めたのがThe Weekndだ。『Black Panther The Album』にも収録された「Pray For Me feat. Kendrick Lamar」を皮切りに、「House of Balloons」やDrakeの「Crew Love」と言ったキャリア初期の代表曲、そして「Starboy」や「I Feel It Coming」と言った近年のヒット・シングルなどを織り交ぜ、計20曲以上をパフォームし、エモーショナルで壮大なステージを終えた。客演アーティストの登壇はなく、終始The Weeknd一人でマイクを握るシンプルな構成で、3月30日に発表されたばかりの新作『My Dear Melancholy,』からも「Wasted Times」や「Hurt You」など計5曲を披露。中でも、ハイライトとして騒がれたのは、同じく『My Dear Melancholy,』からのシングル・カット、「Call Out Name」をパフォームした時だ。フックに差し掛かる頃、なんとThe Weekndの目元に涙が浮かび、頰を伝う様子が画面からも分かる。
この楽曲は、元恋人のセレーナ・ゴメスへの未練心を歌ったとも言われる楽曲。感極まったゆえの涙であることは間違いないだろうが、Coachellaの舞台に感動したのか、セレーナを思い出したせいなのか、それは本人にしか分からぬところだ。
Coachellaは2週連続で開催され、The Weekndは4月20日に再び登壇する予定。