text: HIPHOP DNA
アジア系カナダ人で、ソーシャル・メディアを中心にインターネットを騒がせている弱冠9歳の少女、リル・テイ。フォロワー約200万人を抱える彼女のInstragramのページには、ロールス・ロイスやフェラーリといった高級車の隣で札束をバラ撒き「まだ9歳だけど、高級車のキーはすでにゲットしてるんだ。貧乏なビッチめ!」といった暴言を吐く動画や、年齢には不相応とみられる写真がいくつも掲載されている。
この度、彼女の母親でありマネージャーのアンジェラ・ティアンが、問題行為のために辞職をやむなくされたと報じられた。
もともと、高級不動産会社であるPacific Evergreen Realtyに勤務していたアンジェラは、メルセデス・ベンツの500SLを所有する自身の上司、デイヴィッド・ヤンに対して「自分の娘を、あなたの車とともに撮影してもいいか」と尋ねたそうで、ディヴィッドは承諾の返事をしたとのこと。しかし、デヒヴィッドは後になってリル・テイのInstagram用の不適切な動画撮影用に自身のベンツを利用されたということを知り「騙された」と思ったそうだ。結果、アンジェラは自主退職する結果に。
また、アンジェラは自身が高級不動産ビジネスで築いたコネクションを駆使し、自分の所有物ではない豪邸などで無断にリル・テイのInstagram動画を撮影したことも明るみになっている。
これまでに、リル・パンプやチーフ・キーフらと写真を撮ったり、ティーン・ラッパーのダニエル・ブリゴーリに対してディス発言を送ったりするなど、ここ数ヶ月、常にネット上を騒がせているリル・テイ。リッチ・ザ・キッドと共に撮影されている動画から、彼のレーベルであるRich Foreverからラッパーとしてデビューするのではという噂も飛び交うほどだ。だが、過激すぎる発言や行動は、母親の意のままにコントロールされているだけではとの見方もある。果たして、今回の件をきっかけに彼女の行動がスロウ・ダウンする可能性はあるのだろうか。