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【インタビュー】Juice WRLDやiann diorなどを発掘したプロデューサー集団「Internet Money」。創業者Taz Taylorが新アルバム、プロデュース、音楽業界について語る。

 

Interview & Text:Kaz Skellington (Twitter / Instagram)

 

 

 

これまでにJuice WRLDや、XXXTentacionなどの作品を手掛けてきたNick MiraやTaz Taylorなどのメンバーを中心に活動しているプロデューサー/アーティスト集団「Intertnet Money(インターネット・マネー)」。どのようなクリエイター・チームなのか、今まで詳細は謎に包まれていたが、表立った活動としては、Trippie Reddやiann diorが所属する10K Projectsと契約しており、これまでもシングルを何曲かリリースしていた。そんな集団であるInternet Moneyは、2020年の8月末に1stアルバム「B4 the Storm」をリリースし、Gunna、NAV、Don Toliverとのシングル「Lemonade」が大ヒットしている。

 

そんなInternet Moneyはただのプロデューサー集団にはとどまらず、音楽業界における新しい形とも言える活動をしている。この度、今まで謎に包まれていたInternet MoneyのファウンダーであるTaz Taylor(タズ・テイラー)に「Internet Money」という集団について話を聞くことができた。

 

https://caroline.lnk.to/B4TS

 

Internet Money, Taz Taylor Interview

 

 

 

 

“音楽の道を目指すのであれば、全てのジャンルをリスペクトしないといけない”

 

 

 

➖日本のメディアやブログでInternet Moneyが紹介されるとき、大体「謎の」であったり、「ミステリアス」なプロデューサー集団と紹介されているのですが、もう「謎の」とか書かなくていいようにInternet Moneyがどういう集団なのか紹介していただけると幸いです!

 

Taz:日本だと僕らのこと誰も知らないからかな(笑)

 

 

➖でも今日渋谷のタコベルにいたら、「Lemonade」が流れてきたので、ファンはたくさんいると思われます。

 

Taz:タコベルで流れてたの!?皆Internet Money知らないけど、あの曲に参加してるGunna、Nav、Don Toliverが好きな可能性はあるな。

僕らは本当に色んなことをやっていて、レーベルでもあるし、アーティストでもあるし、プロデューサーでもあるし、クルーでもある。まだ無名だったJuice WRLD(ジュース・ワールド)、Lil Tecca、iann diorなどのアーティストを発掘して、最初のヒット曲のプロデュースもした。そのなかで、やっと自分たちのためにプロデュースした作品を作ったんだ。「Lemonade」は僕も曲作りに参加したし。だから普段他のアーティストのためにやっていることを、この作品では自分たちのためにやったということだ。

 

 

➖アルバムのリリースと、ヒットおめでとうございます!

 

Taz:ありがとう。正直このアルバムも当初はこんなヒットするとは思わなかったよ。

 

 

➖ 多分僕らは同い年だと思うのですが、このように同じ年齢層の人がアーティスト活動だけではなく、レーベルとして新しいアーティストを発掘し、カルチャーに還元しているのを見ると、とてもインスピレーションになります。どのようにして音楽の世界に入ったのでしょうか?

 

Taz:家族が音楽好きだったこともあって、3歳ぐらいの頃から楽器を弾いたり、曲を作ったりしていたんだ。そんな若い頃から音楽やってたから、家族も僕が音楽の道を進むと思っていたけど、13歳のときに一旦やめてしまったんだ。

中学校のときに、学校を中退して、母親が癌になったんだ。当時ビートを作っていたんだけど、母親の癌もあって、とにかく全力で治療費とかを音楽で稼げるように頑張ろうと思った。それ以来、10年以上音楽業界にいるよ。「一流になるには、10,000時間費やさないといけない」と言うけど、やっと達成した気がするかな。今まで色んなアーティストと一緒に仕事したことが、ここまで繋がっている。

 

 

➖最初に音楽をやり始めたときは、楽器からはじめたのでしょうか?

 

Taz:そうだね。KISS、モトリー・クルー、ヴァン・ヘイレン、レッド・ツェッペリンを聞いて育ったんだ。6歳ぐらいのときに、KISSの「Sure Know Something」をベースで弾けるようになって、「この曲まじでイケてるな」と思ったんだ。

ちょうど6歳ぐらいのとき、音楽をやってた義理の父親に「大人になったら何になりたい?」と聞かれて、「音楽がやりたい」って答えたんだ。そのとき、父が「音楽の道を目指すのであれば、全てのジャンルをリスペクトしないといけない。1つのジャンルしか好きじゃないというのは駄目なんだ。」と言ったことがきっかけで、マイケルからプリンス、マーヴィン・ゲイ、カントリー・ミュージックも聞くようになった。

人々は僕がカントリーとかを聞くって知らないだろうけど、そうやって色んなジャンルの音楽の歌詞の伝え方、コード進行、展開などを勉強すると、全てのジャンルに対するリスペクトと感謝が生まれてくる。多分僕がここまで音楽で成功しているのも、その経験を経たからだと思う。

 

 

➖個人的にはアーティストとしても、現代のものだけではなく、色んな音楽に触れて感動するのは成長に欠かせないなと思います。

 

Taz:本当にそうだよ。僕は音楽というのは不動産と似ていると思っている。「最も多くの土地を所有している人が、世界を手にする」と言われるけど、音楽も似たところがあると思うんだ。音楽は知識で、土地のように考えている。70年代のソウル・ミュージックを知らないのであれば、それをサンプルするな。ただ「クールだから」という理由で、それを欲しがる人がいる。ニルヴァーナの音楽を知らないのに、ニルヴァーナのシャツを着てるような奴らだ。

例えば、「ビートルズとチャック・ベリーがいなかったら、音楽はどうなってただろう?」って考えないといけない。みんな自分が新しいことをやってると思いこんでるけど、実際にはそういうわけではない。例えば最近だと「ヒップホップにロックの要素を入れて新しいものを作った」って言ってる人もいるけど、実際には80年代にRUN DMCとエアロスミスがやってる。「新しいことをやってるわけではなく、お前が新しいだけだ」って感じだな(笑)

歴史は繰り返すから、それを理解して、そのなかのトレンドを見るんだ。「なるほど、彼らはこういうことをやったんだな。それじゃ次は俺はこうやってアプローチしよう」って思えるようになるのが重要なんだ。

 

 

➖今おっしゃったことに凄く共感するのが、前にファンクレジェンドであるロイ・エアーズとワインを飲む機会があったんですけど、彼が「音楽の潮流はサイクルなんだ。もし自分が作ってる音楽が今認められなかったとしても、いつか流行りはサイクルになって戻ってくるから、自分が信じていることをやりなさい」って言ってくれたんですよね。その「サイクル」を理解することは重要だなと。

 

Taz:ロイ・エアーズはレジェンドだな。ミュージシャンとしては、みんな同じような悩みを抱えることがあると思うんだけど、それを受け入れることが重要なんだ。「斬新でイノベーティブなことをやらないといけない!」ってフラストレーションを抱えたりするけど、実際はコードだって、音だって無限にあるわけではないし、歌詞の題材だって無限にあるわけではない。

「失恋の曲を書きたい」って思っても、すでにたくさん存在してる。ハッピーな曲を書きたいと思っても、すでにたくさん存在してる。重要なのは、完全に新しいものなんて存在しないって理解して、あまり考えすぎないようにすることだ。既存のものから、インスピレーションを掴むのでいいんだ。

最初にYoung Thugが出てきたとき、人々はリル・ウェインっぽいと言った。Lil Uzi Vertが出てきたとき、人々はYoung Thugだって言った。そしてJuice WRLDが出てきたとき、人々はLil Uzi Vertになりたい新人だって批評した。ラッパーであっても、バンドであっても、詩人とかであっても、新しい人が出てきたら常に先人と比べられるんだ。それがこの業界の一部だってことを理解することが重要だ。

 





 

 

Taz Taylorはビートを作り始めた頃、「Type Beat」をインターネットで販売し、稼ぎカムアップしたインターネット出身のプロデューサーである。この「Type Beat」というのは、「◯◯(アーティスト名)っぽいビート」という名前で自分のビートをインターネットにアップロードしたり、販売することである。アップカミングなプロデューサーの多くは、「Migos Type Beat」というような名前で、自分のビートをアップロードをし、そのような「タイプ」のビートを探しているラッパーに発掘してもらうように工夫をしているのだ。そのなかで、彼は頭角を現した。

 

 

 

“アーティストと契約するとき、「見た目」とか「どれだけ再生回数があるか」とかは気にしないんだ”

 

 

 

➖Internet Money(インターネット・マネー)という名前について教えてください。元々インターネットでビートを売っていたことが由来でついた名前なのでしょうか?

 

Taz:昔モア・マネーという名前のアーティストと一緒に仕事してたんだ。そして、彼のクリエイティブ・ディレクターであり、今一緒に仕事をしているデンゼルという人が、アート・マネーという名前で活動してるんだ。その流れで、Internet Moneyってツイートしたら、周りのインターネット時代のプロデューサーたちがハッシュタグで使用しはじめた。そこから自分のブランドにしようと思ったんだ。

そこからNick MiraとDTと一緒にInternet Moneyをスタートして、インターネットで「Type Beat」を売って年間5000万円ぐらい稼いでいたんだ。だから「Future Type Beat」とか「Young Thug Type Beat」とかで調べると、僕らが出てくるんだ。

 

 

➖今だとType Beatって飽和していると思うのですが、日本だとまだそこまでやっている人っていないのかなと思います。当時はどんな感じだったのでしょうか?

 

Taz:いつもインターネットで活動しているプロデューサーに会うと、皆「今のType Beatは飽和してて駄目だ」って言うけど、正直いつの時代もビートは飽和してるよ。僕がカムアップしてきたときも、Jonny Juliano、Super Star O、まだ有名アーティストに提供する前のJahlil Beatsもいた。才能のあるプロデューサーたちがすでに大勢いたし、常に飽和しているんだ。でもその飽和してるなかで、結局特別な人たちがブレイクスルーするんだ。

 

 

➖その飽和をしているなかで、Internet Moneyがブレイクスルーした要素とはなんだったのでしょうか?ビートのクオリティとかはもちろんですが。

 

Taz:恐らく多くのプロデューサーたちは、自分自身を見せることを恐れているんじゃないかなと思う。そういう色んな人たちがいるところに顔を出したりしないから、どういう行動をとればいいのかわからない人が多いんじゃないかなと。近年はインターネットで活動してるプロデューサーは、ヒップホップとは全く違うカルチャーで育った、家でビートを作ってる白人の子とかが多いから、そういう場に行くことを恐れてる人も多いと思う。僕らは、そういうプロデューサーたちをサポートする活動しはじめたパイオニア的な存在でもあったと思う。主張するべきところで主張するし。

また、ビートを作るだけでとどまらなかったというのもある。最初にアーティストやプロデューサーをレーベルに契約したときも、「なにやってんだ」って周りから言われたし、今回自分たちのアルバムを作るってなったときも「そんなことやるな」って言われたし。でも今「Lemonade」がヒットしてて、「お前ならやってくれるとずっと思ってたよ」とか言われるんだ(笑)

最初にパブリッシングの契約をしたときも、スタジオセッションにNick Miraとかのチームメンバーを連れて行くようにしていたんだ。自分が契約というリスクを取って、チーム全体にメリットがあるような行動を取った。

 

 

➖最初に「レーベルとしてもやれる」と考えるようになったきっかけはJuice WRLDとかだったのでしょうか?

 

Taz:あーJuice WRLDを見て、レーベルとして活動する方面もあるなと視野が広がったのは確かだね。最初はType Beatで稼げてたから、あまりアーティストビジネスには興味がなかった。だからNick MiraとかがJuice WRLDを連れてきたときに、「こいつビートに金払ってないのになんで連れてきたんだ」って少し疑問に思ったんだ。でも彼と仕事をして、人々が彼の音楽を聞くようになってから、考えが変わったんだ。そこから実際にJuice WRLDをレーベルに連れて行って、売り込んだりしたけど、最初はどこからも「いらない」って言われた。

 

 

➖わぁ。それはレーベルたちはミスりましたね。

 

Taz:でも本当にそういうことなんだ。レーベルはみんな自分たちが何をやってるかをわかってる感じで運営してるけど、実際はみんな何もわかってない。もしレーベルが本当にわかってたら、僕の仕事はなくなる。どのレーベルもどのようにしてアーティストをプロデュースして、育てればいいかわからないから、僕のところにアーティストの育成を頼むんだ。多くのレーベルは、自分たちで何をやってるかわかってないからね。

 

 

➖正直そう思うときもあります。これはインタビューに書かないかもしれないですが(笑)

 

Taz:僕が言ったってちゃんと書いておけば大丈夫だよ(笑)

 

 

➖アーティストを発掘し、育成していくなかで、今までの業界と違ってInternet Moneyが特別だったことってなんでしょうか?

 

Taz:多分僕らが特別だったのは、アーティストと契約するときに「見た目」とか、「どれだけ再生回数があるか」とかを気にしなかったということだな。例えばTrevor Danielと契約するときに、レーベルに「こいつは見た目も特別じゃないし、ただのソングライターだし、なんで契約するんだ?」って言われたんだ。
でも彼の曲「Falling」はヒットになるべき曲だったし、「そんな見た目とかどうでもいいじゃないか、なんでわからないんだ?」って思った。そしたら本当にヒットした。本当にただ良いと思ったアーティストを世に出しただけだ。Teccaも、Juice WRLDも、iann diorもそうだ。

誰も知らない街にいる、1人しかファンがいないようなアーティストでも、良いと思ったらこっちに来てもらう。才能があればいいんだ。みんな自分で音楽を良いかどうかを判断できないから、そうやってフォロワーとか再生数とか見た目という要素でしか判断できない。

 





 

➖そうやってプロデュースや育成もしていくのが、本来のレーベルの仕事でもあった気がするんですよね。少なくとも昔は。

 

Taz:そういう意味では僕のプロデュースの方法は、90sっぽいなと思う。ドレーがスヌープとかTha Dogg Poundを「プロデュース」していたときとか、そういう方法を今カムバックさせてると思うんだ。そして一人だけ前に出るんじゃなくて、チームとして前に出るのが重要なんだ。だからリリースされる前に、自分が信頼してる人たちの意見を通る。

 

 

➖素晴らしい働き方だと思います。しかもみんな今同じ家に住んでるのですよね?

 

Taz:LAにあるめっちゃデカイ家なんだ。全員の部屋があって、スタジオもある工場のような場所だよ。みんなどこでも寝れるようになってる。

 

 

 

“ビートメーカー、プロデューサー、エグゼクティブ・プロデューサーの違いを理解しないといけない”

 

 

 

➖アルバムを完成させるってそれだけで相当大変なことですが、アルバム「B4 The Storm」には、かなり多くの人が参加しています。どのようなプロセスで制作を進めたのでしょうか?

 

Taz:6月ぐらいにアルバムを作ろうと思ったんだ。コロナの影響で誰とも連絡とか取り合ってなくて、特に何もしてなかったんだ。だからアルバムを作るか、と思って、当初は2週間で提出しようと思ったんだよね。結局全部をまとめるのに一ヶ月かかったけど。

あまり計画をして動くタイプではなくて、クリエイティビティのインスピレーションが来て、とりあえずそれに沿って行動してみるタイプなんだ。

 

 

➖それ聞く限り、プロジェクトマネジメントのスキルがとんでもないですね。

 

Taz:どっちかというか、方向転換が上手いという感じかな。何かが自分の気に入らない方向に動いてるとき、すぐに他の道を見つけてそっちに動けるんだ。そして大金を使ってでも、自分に投資をするんだ。そこから生まれたものは、自分を信じてるからこそ生まれたものだ。基本的にどのプロジェクトも、自分が信じてることを、チームメンバーに共有して、それを一緒に信じてもらうことから始まる。そこで皆が「よしやろう」ってなったら、僕らにできないことはないよ。

 

 

➖作業してて、具体的に印象的だった曲とかはありますか?

 

Taz:「Lemonade」に関しては、本当はあれは3年前に作った曲なんだ。だから曲のことを忘れてたんだけど、APGのマットに「アルバムに収録できそうな曲があったら送ってよ」って言ったら、「Lemonadeはやっぱ良いと思うんだよね。実はDon Toliverが参加してるバージョンがあるんだ。」と言われたんだ。それを聞いて、アカペラだけもらって、みんなでビートを最新のサウンドに作り直した。みんなが作業してるときの動画とかも実際にあるよ。絶対に動画を撮っておくべきの、アルバムモードの作業って風景だった。色々製作中の動画は録ったから、2ndアルバムではドキュメンタリーみたいなのも作ろうかなと思ってる。

 





 

➖比べるのも違うけど、段々新世代のクインシー・ジョーンズのようになってる感じありますね。

 

Taz:そうなろうと頑張ってるよ。やっぱクインシー・ジョーンズ、リック・ルービン、カニエ・ウェストのような「プロデューサー」を尊敬してるから。そうなるためには、ビートメーカー、プロデューサー、エグゼクティブ・プロデューサーの違いを理解しないといけない。

例えば、Internet Moneyでは、僕を通さずに楽曲がリリースされることはない。絶対に僕の許可が必要になる。凄いプロセスがあるよ。なんでこんな熱くクレイジーなことをやってるのかはわからないけど、常にこの熱さを感じていないと駄目なんだ。そうやって、いつかクインシー・ジョーンズのようになれたらいいなと思う。

 

 

➖正直アルバムを作って出すだけで成果だと思うのですが、そのアルバムが日本のタコベルで流れていたり、海外でヒットしていたりしています。自分の音楽が海を渡って人々を影響している実感はありますか?

 

Taz:正直海外に出たことがなくて、だから海外でどうやって音楽が聞かれてるかの想像もつかないんだ。でもノルウェーかどっかで「Lemonade」がチャートで5位になっていて、「自分の部屋で作った音楽が世界中で聞かれるようになる」ということが可能なんだって、プロデューサーたちにインスピレーションを与えることができたと思うよ。

 

 

➖家のベッドルームで音楽を作っているプロデューサーたちに大きなインスピレーションを与えていると思います。そのようなアップカミングなプロデューサーやアーティストにアドバイスをするとしたら?

 

Taz:音楽をやる上で重要なのは、どれだけ人に否定されてもやりきることができるか?ってことかな。どれだけ人からの「No」を受けることができるか。
最初にビートを作ったとき、色んな人に「これはクソだ」って言われた。業界に入ったときも、色んな人に否定された。その否定を受け入れて、言われた通りにやめるのか、自分を信じるのか。アーティストであれば、まずは家族から駄目だと言われることもあるだろう。色んな人に「No」を言われても、走り続けることができるやつが成功する。

 

 

➖それはかなり良いアドバイスだと思っていて、たまに「起業とかやりたいことがあるんだけど、親に駄目だと言われた」って相談してくる学生とかに似たようなことを言っています。

 

Taz:正直何かを始めるとき、最初にぶち当たる壁が親からの「No」なんだ。正直その壁を超えられないなら、業界に入ったときに力を持った人たちに言われる「No」を超えられないだろう。本当に好きでやりたいなら、やるし、そうじゃないなら「全てを捨ててでもやる」というやつのために道を開けろって思うこともある。

もちろん週末だけで音楽やる人もいるし、人間関係や学校を捨ててまでもやるやつもいる。でも走り続けて、音楽活動が思うような形になると、人間関係もいい感じになる。またみんな自分の元に戻ってきて「金くれよ」とか言ったりする(笑)だから、いくら「やっちゃ駄目だよ」とか「No」って言われても、走り続けるしかないんだ。

 

 

Interview & Text:Kaz Skellington (Twitter / Instagram)

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