ジュース・ワールドの母が薬物依存のサポート方法について語る。「オープンに会話することが重要」

2019年に薬物の過剰摂取で発作を起こし、21歳という若さで亡くなった故Juice WRLD（ジュース・ワールド）。彼の母、Carmela Wallace氏はジュース・ワールドが亡くなってから「Live Free 999 Foundation」というチャリティー団体を設立しており、メンタルヘルス改善のためのサポートや、メンタルヘルスに関する意識を高めるための活動をしている。そんなWallace氏が、初めて公の場でインタビューに答えた。

「The Tamron Hall」のインタビューに答えたWallace氏は以下のように語っており、ジュース・ワールドの周りにいた人たちが彼の薬物中毒を許容していたことについて話している。

「私はただ、彼のためを一番に思うことが優先されていなかったように思います。周りのみんなは自分自身のやりたいことがあって、そのようなライフスタイルが好きだったのでしょう。また彼らは若いというのももちろんあるし、私たちが物事を見るように、自分自身のことを見えていない。しかし彼は、止めるように言ってくれる人が周りにいなかった。サポート体制が整っていなかったんです。」

ジュース・ワールドの周りにいた者たちも薬物を使用するライフスタイルを好んでいたことから、止めるように言ってくれる者がいなかったため、脱依存をサポートする環境が無かったという旨を語ったWallace氏。「彼は薬物依存をあなたに隠していたのですか？」と質問されたWallace氏は「彼は音楽の中で語っていたので、隠すことは出来ませんでした」と語っており、以下のように続けている。

「彼も大人ですから、薬物依存について彼と話すことが出来るようにもなりました。なので、彼が安心して話せる関係性も築けていました。私は、彼がオーバードーズすることを恐れていると話し、精神科医と話すことを勧め、その手配もしました。また彼の周りでも、私に連絡をくれる人もいました。内輪の人ではなかったですが。」

またWallace氏は、依存症状についての偏見を持たずにオープンに会話することの重要性を説明している。

「私が伝えたいのは、子供の声に耳を傾け、思慮深く、注意を向けてくださいということです。彼らのカルチャーでは何が人気なのかなど。何故なら、私たちの世代では、スモークする人はいましたが、今のようにピルは流行っていなかった。そのようなことには慣れていなかったし、予期していなかったので、対応できるように備えられていませんでした。だから、オープンな会話をし、偏見を持たずに話を聞いてあげてください。彼らの問題を手助けするために、踏み込みたいと思っているはずですから、時には苦しいかもしれません。彼らは苦しんでいて、泣き叫んでいて、信頼できる人に話を聞いてもらう必要があるのです。親にとっては、そのような話は聞きたくないという人もいるかも知れませんが、正面から向き合うことが重要だと私は思っています。」

（画像＝Juice WRLDのYouTube）
（Source）
https://hiphopdx.com/news/id.67193/title.juice-wrld-mother-speaks-on-his-enablers

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