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新型コロナウイルスによるライブ業界のチケット損失額が約1兆円になる可能性があると発表

 

 

新型コロナウイルスが経済に与える影響は大きく、中でも特に自粛を要請されキャンセルが相続いているライブ業界の損失は桁違いとなっている。VarietyPollstarの調査結果を例に、予想金額を報道している。現在の状況が続けば、コロナウイルスによるライブ業界のチケットセールス損失額は、約9ビリオンドル(9800億円ほど)を超える可能性があるようだ。

 

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調査は「こちらの推定金額は、現在の状況がいつ回復するかによって変動すること」を前提とした上で、年内までに持ち直さなかった「最悪の場合」を想定している。Pollstarは2020年の第一期に予定されていた売上が、年間記録的売上を出した2019年から10.9%上がっていたことを踏まえて、2020年のライブ業界のレベニューは約1.2兆円を超えるのではないかと予測していた。自粛要請が発表される前に決行されたコンサートの総額を引いた損失は約9800億円となっている。

 

こちらの金額は、ライブにおけるマーケティング費用、プロモーション費用、セキュリティ費用、スポンサー費用、移動費などを含んでいない数字のため、チケット代金の損失のみで計算されており、イベント業界全体の損失はさらに大きな金額になっているということが考えられる。また、こちらは世界中で行われている小規模のライブイベントの売上は想定されていない。

 

「8月末までに状況が回復すれば業界の損失は約5000億円に下がるだろう」ということも伝えられているため、早めに持ち直すことが出来れば約半分に損失を抑えることが出来るようだ。

 

未曾有の危機であるため、実際にいつ頃までに状況が回復するのかは不明だが、いち早く状況が改善されることが望まれる

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