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ライムフェストが、カニエ・ウエストの慈善事業に対する対応を糾弾

text: HIPHOP DNA

 

カニエ・ウエストと同じシカゴ出身のMC、ライムフェストが、カニエの態度をTwitter上で糾弾した。原因になっているのは、カニエが設立した慈善事業団体を巡ってのこと。

事の発端は、ライムフェストがドレイクに宛ててツイートした内容だ。

 

 

「G.O.O.D Musicがあなたにお金を払ったら、シカゴの子供達のために運営しているカニエの母親の家の件で助けてくれませんか。僕はカニエにこの件について話しているのですが、彼の返答は「シカゴの子供達なんてファック」というものでした」と書かれており、その後、「カニエが見捨てたシカゴのことで、ドレイクに助けてくれないかと頼んでいるところ。@DondasHouse まで連絡ください」とも投稿している。@DondasHouse とは、カニエの亡き母、ドンダ・ウエストに因んで名付けられた非営利目的の慈善事業団体、Donda’s Houseを指す。もともとは、カニエ・ウエストとライムフェスト、そしてドニー・スミスらが立ち上げた団体で、カニエの生家を利用し、ミュージアム建設や子供達にアートや音楽などを教える場として機能させるという計画だった。

このライムフェストのツイートを見たキム・カーダシアンが、同じくTwitter上で反論。

 

「あなたって、ハワイのスタジオで偽物のYEEZYを履いてた時から間違ったままよね。カニエの名前を利用して、彼のお金を頼りにしてるだけでしょ。数週間前、カニエにビートを聴かせようとスタジオにいたけど、カニエのママの名前を使っておきながらカニエを罵倒するなんて厚顔だわ。私はDonda’s Houseをあなたから取り返して、自分の子供達に運営させるんだから!後、ワイオミング行きのフライトは(註:カニエはワイオミングにてアルバムを制作中)、キャンセルになったからね」と数回のツイートに分けて投稿し、最後は「フォロワーのみんな、タイムラインを汚してごめんなさい。まあ、ライムフェストなんて誰も知らないよね」とキツイ一言を投げつけた。

それに対し、ライムフェストはキムに向けて、長いステイトメントをTwitterに投稿。「あなたのフォロワーが僕を知らなくても、僕のコミュニティや街にいる人は自分のことを知っているのだから、構いません」と前置きし、カニエのスタジオに行ったのは、彼自身から「来てくれ」と要請があったこと、実際に足を運んだり、エグゼクティヴ・プロデューサーと話したりしたこともない団体に関して、批判的なことを言って欲しくないこと、近々、Donda’s Houseのメンバー・オーディションがあるので是非観に来て欲しいことなどを書き連ねた。

 

 

キムは「カニエは”友達”に対して団体を運営させてあげるチャンスをあげたのに、こうして公の場で避難さあれるなんて意味が分からないし、すごく計算尽くに見えるわ」とさらに反論。「私はいつだって彼に尽くすからね!」ともツイートし、それ以上は言及していない。

そして、その後、Donda’s HouseはInstagram上で、「これまでの2日間に起こった出来事を踏まえ、我々はこれ以上、Donda’s Houseの名前を使用せぬことを決めました。非常に難しい決断でしたが、キム・カーダシアン・ウエストさんが、彼女の家族に団体の運営を任せたいという意思表明を受けての判断です」と発表し、カニエの母にちなんだ団体名称を変更すると発表した。

 

Please read this statement regarding the future of @dondashouse, effective immediately.

Donda’s House, Inc.さん(@dondashouse)がシェアした投稿 –

 

この件に関して、カニエ、またはキム双方からの反応はないままだ。

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