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チャカ・カーンの名曲をサンプリングしたKanye West(カニエ・ウェスト)の代表曲「Through the Wire」。チャカ本人は「嫌いだった」と明かす。

 

 

アーティストが個人の経験を表現し、時代を代表する楽曲となったものは多いだろう。Kanye West(カニエ・ウェスト)のデビュー・アルバム「The College Dropout」の1stシングルであった「Through The Wire」もその一つだ。

 

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「Through the Wire」はChaka Khan(チャカ・カーン)の名曲「Through the Fire」をサンプリングしたものであるが、当時のカニエ・ウェストにとっては非常に重要な楽曲となっている。

 

 

カニエ・ウェストは2002年に、運転中に居眠りをしてしまったことが原因で、衝突事故にあったのだ。その大事故の結果、彼の顎は砕けしてしまい、口にワイヤーが縫い付けられた状態での生活を余儀なくされた。カニエ・ウェストは、その状況でこの曲を書き、顎が縫い付けられた状態でレコーディングしたのだ。タイトルが「Through the Fire」を文字り、「Through the Wire(ワイヤーの間から)となっているのはそのためである。Via Playatuner

 

そんな悲劇をコンテンツとして昇華した彼の人生を表現した楽曲であるが、元ネタであるチャカ・カーンはこの楽曲を気に入ってなかったようだ。彼女はLive With Andy Cohenに出演した際に、このように語った。

 

 

チャカ:カニエは「自分の治療中に、あなたの楽曲に救われた。自分への影響が大きすぎて、元から歌詞を変えてしまったんだけど大丈夫?」と私の聞いてきた。その話を聞いて、私は心を持っていかれてしまって、「いいよ。曲を使って大丈夫」と彼に伝えた。でも実際に完成した楽曲を聴いたら、私の声がめちゃくちゃ早送りされて高い声になってて、ショックだった。ショックというか、アホらしいと思った(笑)

 

彼女は「Through the Wire」について、このように語った。カニエ・ウェストの気持ちは受け止めつつも、恐らく当時彼のような「チップマンク・ソウル」と呼ばれるトラックへの聞き馴染みがまだなかったのだろう。自分の声が今まで聞いたことないような、甲高いピッチになっていたことが、「アホらしい」と感じたようだ。しかし彼女は「Through the Wire」がきっかけで、売上がアップしたとも語っており、「あの曲でお金は入ってきたの?」と聞かれた際には「あの曲のタイトルは?私の曲のタイトルは?そういうこと」と笑いを取っている。楽曲は苦手であったが、サンプリングのメリットについては感謝していたようだ。

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