本日から、ついにSpotifyなどで配信開始される故Aaliyah(アリーヤ)。既に2ndアルバム「One In A Million」が配信されており、9月3日からは「Romeo Must Die」が配信開始される予定となっている。彼女の楽曲がデジタル配信開始されたことを記念し、アリーヤの楽曲をサンプリングしたヒップホップの楽曲たちを、NYLONの記事を参考に紹介したい。
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Drake – Unforgettable feat. Jeezy
元ネタ:At Your Best (You Are Love)
Drakeのデビューアルバム「Thank Me Later」に収録されている楽曲。そもそもアリーヤの「At Your Best (You Are Love)」はThe Isley Brothersの同名曲のカバーで、数世代にわたる普遍の名曲となっている。
Tamar Braxton – Let Me Know feat. Future
元ネタ:At Your Best (You Are Love)
こちらの楽曲はDrakeと同じくアリーヤの「At Your Best (You Are Love)」をサンプリングしており、よりチップマンク的なサウンドで彼女の声を使用している。またアリーヤのバージョンの「At Your Best (You Are Love)」はフランク・オーシャンも自身のアルバム「Endless」でカバーしている。
The Weeknd – What You Need
元ネタ:Rock The Boat
「What You Need」はThe Weekndのデビューミックステープ「House of Balloons」に収録されている。元ネタの「Rock The Boat」では「あなたは私を酩酊状態にさせる」と歌っており、「What You Need」は似たテーマで「ガールフレンドが、ドラッグに頼るように愛に依存している」という旨の内容となっている。
Kendrick Lamar – Blow My High (Members Only)
元ネタ:4 Page Letter
こちらの楽曲のコーラスでケンドリックは「R.I.P. Aaliyah」と繰り返し歌っており、ストレートなトリビュート曲となっている。「Blow My High (Members Only)」でサンプリングされているのはアリーヤの「4 Page Letter」だけでなく、Jay-Zの楽曲「Big Pimpin」にフィーチャーされているUGKの元メンバー、故Pimp Cのヴァースが使用されている。
OutKast – Pink & Blue
元ネタ:Age Ain’t Nothing but a Number
Pink & BlueでAndré 3000は年上の女性についてラップしており、「年齢なんてただの数字に過ぎない」という原曲のタイトルとテーマを用いた内容の楽曲なっている。アリーヤの原曲は当時15歳だった彼女がR. Kellyに向けたものだったと言われている。
Tink – Million
元ネタ:One In A Million
サンプルの元ネタなどを紹介するウェブサイト「WhoSampled」によるとアリーヤの「One In A Million」は21回もサンプリングされており、Tinkの「Million」はその中でも人気のある楽曲の一つとして知られている。Timbalandのプロデュースが光る楽曲でもある。
J. Cole – Best Friend
元ネタ:Missy Elliott – Best Friend feat. Aaliyah
Aaliyahがゲスト参加したMissy Elliottの名曲をサンプリングした楽曲。J. Coleはほぼリミックス的に原曲をサンプリングしており、楽曲のサビ部分では原曲をそのまま使用し、それ以外のパートでラップするという手法を用いている。
Drake – Is There More
元ネタ:More Than A Woman
こちらの楽曲でドレイクは「More Than A Woman」をレファレンスし、「人生にはお金や成功以上のものがあるのではないか、自分が見落としているものがあるのではないか?」という旨をラップしている。「More Than A Woman」を楽曲の最後にサンプリングし、Hiatus KaiyoteのNai Palmが歌っている。
Normani – Wild Side feat. Cardi B
元ネタ:One In A Million
アリーヤのレーベル「Blackground Records」の共同創業者であり、楽曲の権利者でもあるアリーヤの伯父は、Normaniに「One In A Million」を使用する許可を与えていないため、Normaniのチームは「この曲は直接的なサンプリングをしていない」という旨を説明しているようだ。Normani自身はアリーヤからの影響を明かしており、同曲についても「プロダクション、ドラムパターンなどで影響を受けている」と語っている。また原曲をプロデュースしたTimbalandも「Wild Side」を気に入っているようだ。