Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)といえば、今年のリリース予定の最新アルバム「Oxnard(オックスナード)」をDr. Dre(ドクター・ドレー)がミックスしている姿が公開されて話題になっている。
そんな彼の最新アルバムに、ベテラン・プロデューサーMadlib(マッド・リブ)が参加することが発表された。MadlibはAnderson .Paakのアルバム「Malibu」に収録されている「The Waters」のプロデューサーもしており、今回は二度目のコラボレーションとなっている。
今回は、Anderson .PaakがRolling Stone紙のインタビューで語った内容を紹介したい。
「Madlibのビートは、俺と同じオックスナード出身の、別のラッパーを通して送られてくるんだ。彼は僕の連絡係みたいな存在なんだよね。それで彼がビートを送ってきて、そのビートがアルバムに収録されているやつね。パッと聴いてMadlibなのはわかるんだけど、普段の自分とは違うサウンドを感じたんだ」
インタビュアーから、Madlibとの交流について質問されたアンダーソン・パークだが、どうやら彼らはまだ会ったことがないようだ。また、最終的にドレーのミックスについては以下のように語っている。
通常であれば、ビートを受け取ったらそれで終わりなんだ。ステムはもらわないし、楽曲のサウンドを入れ替える機会はない。今までビートを受け取るときもそうだったんだけど、ドレーとスタジオに入って、話が変わった。彼がアルバムの全曲をミックスするから、ステムが必要だって言われたんだ。「うわ、Madlibからステムを貰ってなかった!」って思うしかなかったよね。それで、そのトラックを全てやり直すことになってしまって、後日ステムを受け取ったよ。
音楽を高いクオリティでミックスするためには、ビートにそのままボーカルを乗せるだけではなく、全パートを考慮してミックスし直す必要があると、Dr. Dreから学んだアンダーソン・パーク。
Dr. DreやMadlibのような、ベテラン・プロデューサーがアルバムに参加していることに関しては「自分のアルバムでそのようなことが実現して、とても感謝しているよ。ドレーとMadlibが一つの作品で同時に仕事をしているなんて」と、喜びを表している。
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