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スヌープ・ドッグが、地元ロングビーチの学校にてサプライズで授業を行う。学生に熱いメッセージを送る

 

 

Levi’s(リーバイス)とのコラボ企画の一環で、カリフォルニア州ロングビーチの学校YMCA Youth Instituteの音楽の授業に、スヌープ・ドッグが訪れた。同時にComplexのインタビューも受けた彼であるが、インタビューでは彼の音楽に対する想いや幼少期の思い出などが語られており、途中ではスヌープ・ドッグが実際に生徒が作ったビートにアドバイスをするシーンも挿入されている。

 

「俺の初恋は、おそらく母の8トラック・カセットテープ・プレーヤーだな。Earth Wind & Fireや、Curtis Mayfield…どれも偉大な音楽で、俺はそれらのサウンドや声、器楽編成法にまで恋に落ちた。そして叔父はThe ManhattansやThe Dramaticsを聴いていて、俺はさまざまなアングルから音楽にどっぷり浸かっていたんだ。これらが今の俺を構成しているのさ。」

 

幼少期に身内が聴いていた60~70年代のソウル/ファンク・ミュージックが、現在の自分を構成していると語ったスヌープ・ドッグ。またDr. Dre以前にメンターのような存在がいたのか?とインタビュアーに質問された彼は、以下のように考えを説明している。

 

「俺の人生にはたくさんのメンターがいたし、フットボール・コーチから、説教師から親友の父親まで、さまざまだ。ドレーよりもThe D.O.Cの方がメンターの存在に近いかな。ドレーはメンターというより兄貴分のような存在なんだ。彼とはいつも一緒に制作活動をしてきて、そこでは兄弟のような関係だった。」

 

スヌープのメンター的な存在としてはドレーというよりも、The D.O.C(ザ・D.O.C)の方がメンターに近いとスヌープは語った。若くして声を失ってしまった西海岸のレジェンドであるThe D.O.Cは、スヌープにとってメンターのような存在だったようだ。

 

「今回の企画に関わった理由はさまざまだが、一つはリーバイスのため、二つめとしてはロングビーチのため。そして三つめが、若者のためだ。校内での会話は普通だったし、俺が音楽を聴いているときだって普通だった。すべてがオーガニックだったし、それは俺が自分の世界にいたからなんだ。子供たちにとっても、スヌープ・ドッグを知っているってのはカッコいいじゃないか。そこで彼らに専門的なアドバイスを与え、彼らがそれを実際にやってみることで、レベルアップすることができるんだ。」

 

校内でスヌープが生徒の作ったビートを聴いているシーンや、彼が生徒たちと落ち着いて会話をしているシーンが印象的な映像であった。

 

「今はまだ自分に制限をかけてしまっている子もいるが、彼らの中から間違いなくスターが生まれると思っている。その制限されている部分をどうやって使えばいいのかが解ればな。でも中には、ドラム・サウンドの違いがわかるような子もいた。彼らに言いたかったのは、この部屋で作られているビートのほとんどは、全部同じドラムの音がするってことだ。みんな同じ音色を使用しているけど、そんなの嫌だろ。誰も聴いたことがないような、誰もその上でラップをしたことがないような、でも皆がラップしたがるような、オリジナルの作品を作ろう。」

 

スヌープは以前から、現代の音楽が似通っていると指摘している。自分にしか作り出せないサウンドを生むことに意味があると説明するスヌープ・ドッグに共感をする人も多いはずだ。

 

そんなスヌープ・ドッグが、今後もどのような音楽を制作して行くのか楽しみである。

 

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