発売から397,000ユニットを売り上げたJ.コールの『KOD』が2018年5月5日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を獲得し、通算5枚目の全米No. 1アルバムとなった。
また、『KOD』からは全12曲がソング・チャート“Hot 100”にチャートインしており、中でも「ATM」が6位、「Kevin’s Heart」が8位、「KOD」が10位を獲得。J.コールは同チャートTOP 10圏内に3曲が同時に初登場した初のアーティストとなった。
これまでのソング・チャートTOP10同時初登場記録はエド・シーランとドレイクが達成した2曲が最多だった。エドは2017年1月28日付のチャートで「シェイプ・オブ・ユー」(1位)と「キャッスル・オン・ザ・ヒル」(6位)が、ドレイクは2017年4月8日付のチャートで「パッションフルーツ」(8位)と「ポートランドfeat.クエヴォ&トラヴィス・スコット」(9位)、そして2018年2月3日付のチャートで「ゴッズ・プラン」(1位)と「ディプロマティック・イミュニティ」(7位)がそれぞれ初登場TOP 10入りを同時に果たしている。
J.コールが“Hot 100”に12曲を同時に、そしてアルバム全曲を同時に送り込んだのは実は初めてではない。2016年にリリースされた『4・ユア・アイズ・オンリー』の全10曲が同年12月31日付チャートに初登場し、アルバムに収録されていない2曲(「False Prophets」と「Everybody Dies」)もこの時同時にチャートインした。この内「Deja Vu」が7位に初登場しており、彼にとって初のTOP10ソングとなった。
彼はまた、2回“Hot 100”TOP40に8曲が同時にチャートインした初のアーティストにもなった。『4・ユア・アイズ・オンリー』全10曲がTOP40圏内に初登場しており、今回『KOD』からも8曲が入っている。他にはカーディ・B、ケンドリック・ラマー、ドレイクがそれぞれ9曲同時TOP40入りを1回果たしており、プリンスとビヨンセが1回8曲同時に送り込んでいる。
◎2018年5月5日付米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に初登場したJ.コール『KOD』全楽曲順位
6位「ATM」
8位「Kevin’s Heart」
10位「KOD」
14位「Photograph」
15位「Motiv8」
20位「1985 (Intro to The Fall Off)」
28位「The Cut Off (featuring kiLL edward)」
30位「Brackets」
41位「Window Pain (Outro)」
46位「Friends (featuring kiLL edward)」
47位「Once an Addict (Interlude)」
53位「Intro」
(提供元 Billboard JAPAN)