2015年にリリースした楽曲「Panda」が大ヒットし、一躍人気ラッパーとなったDesiigner(デザイナー)。同曲は第59回グラミー賞のベスト・ラップ・パフォーマンスにもノミネートされており、カニエ・ウェストが創設したGOOD Musicと契約するきっかけにもなった楽曲でもある。GOOD Musicに不満を覚え、レーベルから離れた彼であるが、HipHopDXのインタビューにて、「Panda」で多用している印象的なアドリブについてなどを語った。
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「俺はスラム出身だ。ニューヨーク市ブルックリン区の、ベッドフォード=スタイベサント。俺はそこで生まれ育った。マジで、多くのことを経験してきた。それは俺の楽曲を通して映し出されている。アドリブでもそうだ。」
自身が経験してきたことがアドリブにも反映されていると語るDesiigner。彼は以下のように続けている。
アドリブを使った初めての曲は「Panda」だよ。音源はあったが、完成させてなかった。でも完成したきっかけは、アドリブが生まれたからだ。あの声は元々使ってたけどね。学校で同じような声を出して、メチャクチャやってた。
あのアドリブもポジティブな感情を広めるものだと、彼は明かした。またDesiignerはドリル・ミュージックから受けた影響についても語っている。
「俺は周りの音楽からかなり影響を受けた。たとえばシカゴでドリルをやってる連中だ。彼らがやってるのは、俺の声とはぜんぜん違うけどな。」