自身が執筆した本「Hustle Harder, Hustle Smarter」を発売したばかりの50 Cent。以前この本にて書かれている彼のビジネス精神を紹介したが、彼がG-UnitのメンバーLloyd BanksとTony Yayoについて語った内容を紹介したい。
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Lloyd BanksとTony Yayoは50 Centがリーダーを務めていたG-Unitのメンバーであったが、50 Centは「彼らの潜在能力を発揮しきれなかった」として、以下のように語っている。
「BanksとYayoが、習慣を変えて成長できるように、もっと上手く教育できていればと、いつも思う。そうすれば彼らは今も、もっといいポジションにいれたはずだ。Banksはいつも、自分から掴みに行くのではなく、物事が自分に与えられることを求めていた。」
彼らの習慣を変えることができず、もっと大成させることができなかったことにたいする後悔を語った50 Cent。特にLloyd Banksはリリシストとして業界でも非常に高い評価を得ていたため、50 Centは期待を置いていたのだろう。彼はLloyd Banksに「インターネットでプラットフォームを作るべきだ」とSNSの活用を勧めたとき、Lloyd Banksは「2PacやビギーならSNSをやらない」という理由で、それを断ったようだ。
Banksにそんなことを言われて、行くところまで行ったなと思ったよ。これ以上、こいつに時間も金も投資できないなと思ってしまった。Yayoに関しては、俺が他のアーティストと対立する度に、「あいつを始末しようぜ」という感じだった。フッドでのやり方から変わってないんだ。何度も「Yayo、それは出来ない。そんなバカなみたいなことを続けていても、何も上手くいかない。成功したのと同じ早さで、落ちぶれることになる。」と伝えた。
Lloyd Banksに積極性がないことや、Tony Yayoがいつまでもビジネス的な対応ができないことから、50 Centは彼らに投資することを止めたようだ。Lloyd Banksは、今でこそツイッターなどのSNSアカウントを頻繁に使用しているが、当時は考え方が違ったようだ。50 Centは、このように、何がなんでも「次のステージ」に行くことができていない二人をポテンシャルを引き出すことができなかったと後悔しているようだ。
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