「未来の人気ラッパーを発掘した大物ラッパーたち」というと、どのような人物を思い浮かべるだろうか？新人を発掘し、後にスターとなるアーティストたちとの契約を掴むのは決して簡単なことではない。今回は、新人のポテンシャルを見抜き、人気ラッパーを発掘した大物ラッパーたちを紹介したい。
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Lil Wayneを発掘したBirdman
1991年のニューオリンズにて、当時まだローカルのラップ・レーベルだった「Cash Money Records」にLil Wayneを招き入れたBirdman。14歳のLil Wayneははじめ、Hot BoysとしてTurk、Juvenile、B.G.などのメンバーと共に活躍していた。
Futureを発掘したRocko
Rockoは、Futureがまだ名の知れていなかった2011年頃に彼を発掘し、契約している。
Gunnaを発掘したYoung Thug
「YSL Records」の中でも特に人気のGunna。活動初期からYoung Thugと契約をしていた彼は、2016年に同レーベルからデビュー・ミックステープ「Drip Season」をリリースしている。
Travis Scottを発掘したT.I.
当時、Travis Scottの楽曲を聞いたT.I.は2013年に彼を「Grand Hustle Records」に招き入れている。
Moneybagg Yoを発掘したYo Gotti
「Down In The DM」や「5 Star」などで既にメインストリームでも注目されていたMoneybagg Yoではあるが、Yo Gottiはいち早く2016年に「Collective Music Group」に彼を招き入れている。
2Pacを発掘したShock G
当時、MC New Yorkとして活動していた2Pac。詩の教師であり活動家としても知られるLeila Steinbergの紹介で、彼はAtron Gregoryと契約をすることになる。Atron GregoryはShock Gがリーダーを務めるDigital Undergroundのマネージャーを務めており、2Pacはラッパーとしてのデビュー曲「Same Song」をリリースした。
The Notorious B.I.G.を発掘したDiddy
1990年頃に薬物や銃が理由でNorth Carolinaの刑務所にいたThe Notorious B.I.G.であるが、1991年に出所した彼はラップと真剣に向き合うようになった。それからThe Source Magazineのコラム「Unsigned Hype」にデモテープが掲載された彼はDiddyの目に止まり、Uptown Recordsの新人A&Rだった彼は、その後「Bad Boy Records」を設立する。DiddyはそこでThe Notorious B.I.G.と契約をしたのである。
Big Seanを発掘したKanye West
2005年に、インタビューのためBig Seanの地元であるデトロイトのラジオ局を訪問していたKanye West。当時、そのラジオ局で働いていたBig Seanは無名のラッパーだったが、カニエに声をかけ、フリースタイルを披露した。これがきっかけとなり、Kanye WestはBig Seanと契約をしている。
50 Centを発掘したEminem
デビュー当時、地元であるクイーンズのジャマイカ地区で9回撃たれ、さらに複数のレーベルから拒否されていた50 Cent。しかし彼はインディペンデントな活動で注目されており、Eminemは「Shady Records」に50 Centをフックアップしている。
Eminemを発掘したDr. Dre
1997年のラップオリンピックの決勝戦で惜しくも敗退したエミネムであるが、そこで彼はInterscope RecordsのインターンであるDean Geistlingerにデモテープを渡す。その後、Interscope Recordsのリスニング・セッションでEminemのデモテープを聞いたDr. Dreは「Aftermath Entertainment」に迎え入れた。
参考：XXL
