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R.ケリー、Spotify等の配信サーヴィスにおいて再生回数が上昇したとの報告

text: HIPHOP DNA

 

昨今、女性への暴力行為や監禁の疑いなどが問題視されているR・ケリー。先日も、大手ストリーミング配信サーヴィスのSpotifyが、自社の公式プレイリストからR.ケリーを始め、XXXテンタシオンら、自社のポリシーにそぐわないアーティストの楽曲を削除したことが報じられたばかりだ。

 

ただ、アメリカのニールセンが、Spotifyのプレイリスト削除を受けた5月10日から16日の期間におけるR・ケリーの楽曲再生回数をカウントしたところ、 6,676,000回の再生回数となり、これまでR.ケリーが保持してきた平均再生回数である6,584,000回を10万回ほど上回る結果となったことが判明した。この再生回数には、Apple MusicやTIDALなど、他のストリーミング・サーヴィスの数値も含まれているが、今回のSpotifyのプレイリスト削除の報せを受けて、Apple MusicとPandraもまた、R.ケリーの楽曲を自社の公式プレイリストから外したことが確認されている。

 

一方で、プレイリストから削除されたのちに再生回数も下降した例も見られた。Billboardが報じたところによると、XXXテンタシオンの「SAD!」は、Spotify随一の人気を誇るヒップホップ・プレイリストである<RapCaviar>を始め、Spotifyにおける全ての公式プレイリストから削除された。その動きを受けて、「SAD!」の再生回数は17%減少。その他の全てのストリーミング・サーヴィスの総計では9%の減少が確認されており、同時にラジオのオンエア回数にも減少の傾向が見られると発表した。

 

特定のアーティストに向けられた今回のSpotifyの動きは不適切ではないとの意見も多数集まっており、Spotifyは以前にも白人至上主義を唱えるアーティストらの楽曲を削除した動きもある。今や音楽業界の根幹を支える一企業として、今後、どういった対応を取っていくのか、業界全体を左右する判断となりそうだ。

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