一旦は大統領への立候補を断念したが、オクラホマ州にて出馬が認められ、まだ活動を続けているとも報道されたKanye West(カニエ・ウェスト)。カニエの今までの話題作りの歴史的にも、アルバムのプロモーションのための立候補という可能性はなくはないが、彼はこの度大統領選挙のキャンペーン・イベントに登場し、その想いを語った。
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カニエはスピーチの中で、子育てについて語っている。彼は「中絶は合法であるべきだが、経済的に苦しんでいる母親たちにインセンティブを与えることで、中絶の需要を少なくすることができる。」という旨を話している。経済的なインセンティブの例としては「赤子が生まれた母親たちに100万ドル(約1億円)を配る」と考えているようだ。
カニエのこのような考えには、彼の両親の決断がきっかけとなったようだ。
「俺の父は忙しすぎたから、俺を生みたくなかったんだ。もしその決断をしていたら、カニエ・ウェストは存在していなかった。母が俺を救ってくれたんだ。」
また、それ以外にもカニエは以下のように語っている。
「約束の地のために授けられたルールに従う、それだけが俺たちを解放するだろう。
中絶は合法であるべきだ。なぜなら法は神のものではないし、法とはそもそもなんなんだ?」
キャンペーンイベント中には、精神的に追い詰められている様子も見せており、涙を流しながら大声で語ったカニエ。また、カニエの新アルバム「DONDA」は今週の金曜日にリリースされるとも発表している。