Run-DMCとエアロスミスの「Walk This Way」、パブリック・エネミーとAnthraxの「Bring The Noise」を始め、90年代〜2000年代前半には「ラップ×ロック」というジャンルは一般的に広まった。今回は、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやリンキン・パークのような「ラップロックバンド」ではなく、「ラッパーとして活動していたが、ロックアルバムをリリースしたラッパー」を紹介したい。
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マシン・ガン・ケリー
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アルバム『Tickets to My Downfall』以前から、ライブではロックバンドのようなスタイルでパフォーマンスを行っていたMGKであるが、『Tickets To My Downfall』で完全にポップ・パンク路線に転向した。当アルバムは、Billboard 200にて1位を獲得した。新アルバム『Mainstream Sellout』では、リル・ウェインとのコラボ「Ay!」では、ラップしているものの、ポップ・パンクのスタイルをそのまま引き継いでいる。
彼は音楽性を変える度に受ける批判について、このように投稿していた。
俺がロック調の曲を公開した時:「ああ!こいつ、もうラップしないんだ!」。
俺がラップしてる曲を公開した時:「ああ!こいつ、もうロックしないんだ!」。
マジでうるせえよ!俺は明日死ぬ訳じゃないから!俺は新しい曲を公開してるだけだ!
『Mainstream Sellout』には、リル・ウェイン、ウィロウ、ブリング・ミー・ザ・ホライズン、ヤング・サグ、ガンナ、イアン・ディオール、ブラックベアなどが参加しており、ウィロウとのコラボ「Emo Girl」、リル・ウェインとのコラボ「Ay!」、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとのコラボ「Maybe」が先行配信されていた。
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モス・デフ
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凄腕MCとして、多くのラッパーにリスペクトされているモス・デフ(Yasiin Bey)。彼の2ndソロアルバム『The New Danger』は、彼のロックプロジェクト「Black Jack Johnson」をフィーチャーしており、Bad BrainsのDr. Know、P-Funkのバーニー・ウォーレル、Living ColourのDoug WimbishとWill Calhounが参加している。カニエ・ウェストがプロデュースした「Sunshine」などのヒップホップ曲も印象的な作品であり、完全に「ロックアルバム」とは言えないが、特にアルバムの前半はDr. Knowのギターが目立つ曲が多い。
リル・ウェイン
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リル・ウェインの7thアルバム『Rebirth』。エミネムをフィーチャリングした「Drop The World」のようなヒップホップのトラックも収録されていたが、リル・ウェインにとってのロックデビューとなった。当時雑誌などのレビューは低かったものの、現代の多くの若手がリル・ウェインから受けた影響を公言しており、このアルバムが現代のトラップとロックのクロスオーバーに大きな影響を与えていることは間違いないだろう。
Ice-T(Body Count)
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西海岸ヒップホップのレジェンド、Ice-T。彼はメタルバンド、Body Countのシンガーとして1991年から活動しており、Body Countとして7枚のアルバムをリリースしている。実際に自身がメタルバンドのフロントマンとして活動しているため、「ロックアルバムをリリースしたラッパー」という枠を超えている。Body Countは2020年のグラミー賞で、最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞しており、スラッシュメタルにヒップホップの社会的なリリックを組み合わせたスタイルが非常に高く評価されている。
トリッピー・レッド
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トリッピー・レッドの「Neon Shark vs. Pegasus」は、2020年にリリースされた「Pegasus」のデラックス版であり、トラヴィス・バーカーのドラムの音が印象的なロック作品となっている。マシンガン・ケリーやBlackbearだけではなく、デフトーンズのChino Morenoなどをフィーチャリングしている。
(画像=Machine Gun Kelly “Mainstream Sellout”、Mos Def “The New Danger”、Lil Wayne “Rebirth”)