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カニエ・ウェスト、ニューAL『Ye』を練り直した経緯/タイトルの意味/メンタル・ヘルスについて語る

2018年6月1日にニュー・アルバム『Ye』をリリースしたばかりのカニエ・ウェストがラジオ・パーソナリティーのビッグ・ボーイとのインタビューで、アルバム収録曲を練り直した経緯やアルバム・タイトルの意味、そして自身のメンタル・ヘルスについて語った。

 

インタビューは米ワイオミング州で盛大に行われた『Ye』のリスニング・イベントで収録された。アルバム内容を変えたことについてカニエは、「宇宙が与えてくれているエネルギーと釣り合うものにしたかった」と話している。また、“奴隷は選択だった”とTMZのニュースルームで発言して物議を醸した後にアルバムを作り変えたそうで、「みんなで腰を据えてすごく言葉を絞り込んだ。あと分かるようになったのは、見出しが大事だってことで、あらゆる小節が使われる可能性があるからアルバムから削除した小節がある。その話題とかについてあまりにも取り扱いに注意を要する内容だったから」と語っている。

 

タイトルについては、「確か“Ye”は聖書で一番多く登場する単語で、聖書では“you”という意味だ。だから俺はお前であり、俺は俺たちであり、つまりは俺たちなんだ。“オンリー・ワン”という意味の“Kanye”から“Ye”だけにしたのは、俺たちの善悪や混乱など全てを反映しているから。このアルバムは俺たちの在り方を反映したものになっている」と説明している。

 

彼はまた、自身のメンタル・ヘルスについて、「俺は幸運だし恵まれている。精神的問題を抱えているカニエ・ウェストではない人たちのことを考えるとね。自分は(アルバムを)制作して全てよしって思えるけど、それができない人たちがいるわけで」と語り、「俺は39歳になるまで診断されてなかったんだ」と精神疾患を抱えていることを認めた。

 

その後カニエは自身の双極性障害について、「アルバムでも言ってるけど、障害じゃなくてスーパーパワーなんだ」と話している。

 





photo by FilmMagic
(提供元 Billboard JAPAN

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