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新人ラッパーBlackwayがカニエ・ウェストの自宅スタジオで体験した悲惨な出来事を語る。

 

 

映画「スパイダーマン:スパイダーバース」のサウンドトラックに楽曲「What’s Up Danger」が収録され、注目され始めている新人ラッパーのBlackway(ブラックウェイ)。彼はワイオミング州にあるKanye West(カニエ・ウェスト)の自宅スタジオで行われたセッションに参加したことがあるようで、そこで起きた出来事についてBlackwayがHipHopDXに語った内容を紹介したい。

 

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カニエ・ウェストのマネージャーであるAbou “Bu” Thiam氏に呼ばれ、ワイオミングのスタジオに訪問したBlackway。彼は「現地で二週間過ごしてきて、カニエが君のインプットを必要とするかもしれない」という旨をAbou “Bu” Thiam氏から伝えられたが、実際に現地で待っていたのはBlackwayの想像とは違ったようだ。

 

Blackwayがスタジオに到着すると、そこにはPusha Tとカニエがいた。レジェンドたちを目の前に緊張しながらも平静を装ったBlackwayであるが、彼は「初対面だとめちゃくちゃ静かになってしまうことがある。そのせいでカニエは俺から悪いバイブスを受け取ってしまったのかもしれない。色々考えすぎていたかもしれない。」とHipHopDXに説明している。

 

それからカニエに「誰の紹介で来たの?」と質問されたBlackwayはカニエのマネージャーAbou “Bu” Thiam氏に呼ばれたことをカニエに説明したが、本人がそこにいないため微妙な空気になってしまったようだ。

 

「面白いことに、カニエ本人じゃなくて彼のエンジニアが俺の曲を気に入ってくれたんだ。カニエは俺の曲をゴミだと言っていたけどね。それから数日後、俺が一緒に仕事をするはずだったエンジニアを探すために別のスタジオで彼を探していた。呼んでもどこにもいないから、仕方がなくメインの部屋に戻ることにしたんだ。カニエがいるなら絶対に勝手に入らないけど、彼はいまスタジオに居ないと言われていたから。カニエは教会の仕事をするためにブルックリンに行っていると話を聞いていた。だから俺のエンジニアがメインの部屋にいるのか確認しようと思ったんだ。電話も出てくれないし、ただ外に立っていたから凍えていた。そしてメインの部屋に入ったらまさかのカニエがそこに立っていて、大勢の人たちと一緒にいたんだ。ヤバい、しまった。と思ったよね。」

 

Blackwayは以下のように続けている。

 

カニエは俺に「おつかれ、どうしたの?」と言ったんだ。それから俺が「エンジニアを探してるんだけど」と言い始める前に、彼から「どんな曲を持ってきたの?」と言われた。カニエは「この状況がどういうことかわかる?俺の横にいるこいつはSicko Modeを作った人だ。何も聞かせる曲がないなら部屋から出ていってくれ。」と言われた。

 

情報がそれぞれに上手く伝わっていなかったのか、間違えてカニエのいる部屋に入ってしまったBlackway。それから仕方なく外で凍えていた彼は最終的にエンジニアから連絡を受け、エンジニアはまた別の部屋にいたようだ。その後、Abou “Bu” Thiam氏も「カニエのセッションに勝手に入ってはいけないだろう」とBlackwayに連絡をしたようで、彼は「俺はプロフェッショナルな人だし、もしカニエがそこにいると知っていれば絶対にそんなことはしなかったよ。」とHipHopDXに語った。

 

本来であれば2週間過ごすはずだったワイオミングのセッションであるが、なんと彼はカニエのチームから「クビ」を言い渡され、即帰宅することを求められたようだ。ワイオミングのスタジオで悪夢のような時間を過ごすことになってしまったBlackwayであるが、彼の今後の活躍に注目したい。

 

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