インターネットの時代では、予期せぬ方法で一昔前の楽曲がヴァイラルになるケースがある。最近はフリートウッド・マックの1977年の楽曲「Dreams」を歌いながらスケートボードをしているグッドバイブスな動画がきっかけで、当曲はミームとして広まり、ビルボード10位にチャートインしていた。この度、T.I.が2008年にリリースした楽曲が、興味深い理由で再注目されている。
【関連記事】ヒップホップとTiktokのバイラル・ヒット。時差でヒットした楽曲やバイラル戦略を紹介
現在話題になっているのはこちらの「Whatever You Like」という楽曲。
こちらのBメロ(0:50〜)から登場するリリック、
「I want your body, I need your body(あなたの体がほしい、あなたの体が必要だ)」
という箇所が、なんと
「I want Joe Biden, Need Joe Biden(ジョー・バイデンがほしい、ジョー・バイデンが必要だ)」
に聞こえるとして話題になっている。T.I.のアクセントもあり、「need your」が「ニージョー」、「body」の発音が「バーディ」のように聞こえるため、上記のような空耳が起きている。
さらに南のアクセントでは、「バイデン」が「バーディン」のような発音に聞こえるため、「Body」という単語に発音が近づき、多くの米SNSユーザーが「T.I.は2008年からジョー・バイデン氏を必要としていたのか」とミームになっている。
— Edward ?? (@kobesesay24) November 4, 2020
@cg3musicI was today years old??? #cg3funny #foryourpage #viral #president #election #reel♬ Whatever You Like – T.I.
こちらの楽曲はT.I.のアルバム「Paper Trail」に収録されている。