スヌープ・ドッグ、自分が若手アーティストに愛される理由を語る　「若い世代を認めないといけない」

＜デス・ロウ・レコーズ＞のオーナーになったり、スーパーボウルのハーフタイムショーに出演したり、常に話題になっているスヌープ・ドッグ。彼は若手にも「アンクル・スヌープ」として慕われており、非常に多くのアーティストの曲の参加していることでも知られている。デビューしてから30年になるスヌープ・ドッグが、若手に愛される理由を語ったインタビューを紹介したい。

DJ WHOO KIDとのインタビューにて、イギリスのシーンについて語ったスヌープ・ドッグ。彼は新しいカルチャーを擁することにより、みんなに愛されるようになったと語っている。

DJ WHOO KID：Giggzであったり、Skeptaであったり、アフロビートの人たちだったり、あなたは色々なところと交流があるのは凄い

スヌープ・ドッグ：俺は彼らのカルチャーを認め、擁したんだ。彼らがまだ若く、カルチャーがまだ世界に認められていなかったとき、俺は既に彼らを認めていた。俺はいくらビッグになっても、そこは変わらなかった。それはUSの若手に対してもそうだ。俺はフューチャーの1stアルバムに参加しているんだ。当時フューチャーを知らなかったけど、ホーミーのDJ Funkyに「フューチャーってやつのアルバムに参加してほしい」って頼まれて参加したんだ。あれはホテルの部屋で、マイクを持って、片膝をついた状態でレコーディングしたんだ。フューチャーの「Homicide」って曲だ。

例えばDJ WHOO KIDが「こいつの曲に参加してほしいんだ」って頼んできたら参加するだろう。フューチャーの曲に参加した後、彼はLAでの初ライブがあったから、そこで会ったんだ。当時はまだ有名ではなかったけど、今のフューチャーを見てみろ。でも彼がビッグになっても、彼に曲やフィーチャーを頼んだことはない。もしかしたら、いつかは頼むかもしれないけど。でも彼が有名になってからではなく、有名になる前から俺は参加してあげたんだ。だからアンクル・スヌープは愛されるんだ。知名度がない奴らがビッグになっていくのを見たいんだ。

DJ WHOO KID：ダベイビーとか、NBAヤングボーイも、スヌープ・ドッグと曲をやりたがっている。

スヌープ・ドッグ：こいつらは全員俺の甥のような存在なんだ。良い対応をする。ベテランのアーティストで、若いやつらを虐めたり、怒ったりするやつもいるけど、若い世代を認めて擁さないといけないんだ。お前にも若かりし頃があったわけだし。俺だって17歳のとき、理解してもらえなかった。イギリスから追い出されたことだってあるんだ！

若い世代を認め、彼らがやっていることを擁さないといけないと語るスヌープ・ドッグ。以前HIP HOP DNAでは、彼がイギリスから追い出されそうになったところ、エリザベス女王が助けてくれたエピソードを紹介している。スヌープ・ドッグは以前、スヌープ・ドッグも「若手のラッパーに、なんでそんなことに大金使ってるんだ！って怒るのは簡単だけど、そうじゃなくて “そのお金、こういうところにも投資してみたら？もっと稼げるかもよ？”って提案するんだ」と、若手ラッパーへのアドバイスについて語っており、このような姿勢が「アンクル・スヌープ」として愛される要因なのだろう。

（画像＝SnoopDoggTVのYouTube）
（Source）https://youtu.be/PdsBkNMLkZM

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