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ローリン・ヒル、ロバート・グラスパーの批判に反論「彼が言っていることが正確どうかは微妙」

 

 

ピアニストでミュージック・プロデューサーのロバート・グラスパーが、出演したラジオ番組でローリン・ヒルを名指しで批判してから約2週間が経ったが、2018年8月27日にヒルが長い反論文をMediumに投稿した。

 

グラスパーは2008年にヒルのバンドで短期間ピアノを弾いた経験を振り返り、“目線を合わせないこと”や“ミス・ヒルと呼ぶこと”など厳しいルールを課されたことや、本番前日にギャラを半分にカットすると脅されたことなどを明かした。また、『ミスエデュケーション』の楽曲のほとんどが彼の友人たちから盗んだものだったとも発言した。

 

これらの告発に対しヒルは、『Addressing Robert Glasper and other common misconceptions about me (in no particular order)』(ロバート・グラスパーや、自分にまつわる他のありがちな誤解について(順不同))と題された長文で、「誰かが他人の人生や経験について全ての事実を知っていると思える図々しさの傲慢さは、実に際立って……図々しい」と綴っている。

 

「2008年に私はそれまでのサポート・スタッフを解散した後、一人の若い男性だけに自分と母親を手伝ってもらっていた。私が稼いでいた金額について何故他のミュージシャンが知っていたかなんて分からないし、彼が言っていることが正確どうかは微妙だ。バンドのギャラを半分にカットしたことについては詳細も記憶もない。私が知らずにギャラの交渉がなされ、承認されていた場合は調整してくれと頼んだかもしれない。でも正当な理由がなければミュージシャンのギャラを独断でカットするなんて絶対しない。ギャラをカットするアーティストはいるけどね、ジェームス・ブラウンなんかは自分が気に入らないことをしたミュージシャン(のギャラから)差し引くことで有名だったし、他にもいるだろう」と彼女は反論している。

 

また、目線を合わせるなと自分から言ったことはないが、誰かが気を遣って指示を出したかもしれないと認め、「アーティストがそう言いたくなる気持ちは分かる。自分の芸術を制作/演奏している時にある程度の脆弱性を露呈してしまうことから、そのプロセス中に観察されることを気にしたくないということだろう」と自身の見解を述べている。また、ミス・ヒルと呼ぶことについては堂々と認めており、「そうよ、ミス・ヒルは間違いなく必要条件だった。私は若い黒人女性だった。そのパッケージの人物が仕切っている場合、その人に適切な敬意を表することができる者ばかりではない。当時は特に、早い段階でそれをはっきりさせておくことが大事だった」と述べている。

 

「自分の芸術制作は好きでやっている仕事とはいえ、労働だし、多大な労力を必要とする場合がある。私が(当時)あえて距離を置こうとしていたものと同様の虚飾にまみれた割のいい仕事をそのミュージシャンが探していたのだとすれば、私たちは元々同じ認識じゃなかったのだろう」と彼女は綴っている。

 

彼女はまた、グラスパーのインタビューを放送した米テキサス州ヒューストンのラジオ局97.9 The Boxに対し、「私が“功績を残していない”とあなた方も同意しているのなら、私の音楽をかけてくれなくて結構」と切り捨てている。

 

◎ローリン・ヒルによる投稿
https://medium.com/@Ms.LaurynHill/addressingrobertgalsper-f08c20e02ffe

 

Photo by Robert Glasper (FilmMagic) and Lauryn Hill (Getty Images Entertainment)

(提供元:Billboard JAPAN )

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