NPRのTiny Roomと言えば、最小限のセッティングでライブを披露する映像が印象的な人気ライブ動画シリーズだ。普段はフォーク・ロックや、静かなR&Bアーティストが登場することが多いのだが、今回Tiny Roomに出演したのはインディペンデント・ラッパーのパイオニアTech N9ne(テック・ナイン)とKrizz Kaliko(クリズ・カリコー)だ。彼らのアーティストとしてのスキルと、生バンドを迎えた迫力のあるライブは必見だ。
演奏されたのは、「Dysfunctional」、「Aw Yeah? (interVENTion)」、「Fragile」、「Speedom (Worldwide Choppers Pt. 2)」の4曲。特に2曲目の演奏が終わった際に、Techが「Mama!」と雄叫びを上げた瞬間が印象的であった。
この曲は、昨年、実の母親を狼瘡で亡くしたTechが彼女に捧げた曲であると、Krizzが明かしている。
最後にはすべての演奏が終わり、「他のラッパーたちを笑うときは、こんな風に笑うのさ」と語ったKrizz。ベテランとしての余裕が感じられるセットであった。
最近のNPRのTiny Roomとしては、マック・ミラーとThundercatが共演したライブ映像も要チェックである。
Tech N9neとKrizz Kalikoのライブ映像は以下のリンクからチェックすることができる。