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Machine Gun Kellyがエミネムへのディストラック「Rap Devil」を公開しその理由を語る。パンチラインを紹介

 

 

エミネムがサプライズでリリースしたアルバム「KAMIKAZE」では、多くのラッパーが名指しでディスられている。過去にエミネムについて何かネガティブなことを言った人物や、若手ラッパーが多くディスられており、そのなかの一人がクリーブランド出身のラッパーMachine Gun Kelly(マシンガン・ケリー:通称MGK)だ。

 

2012年にMGKが、エミネムの娘について「Hot as F***(超セクシーだ)」だとツイートした件について、エミネムは怒りを表しており、エミネムはラジオ番組「Shade 45」からMGKを出入り禁止にしたのだ。さらにエミネムは「KAMIKAZE」に収録されている「Not Alike」にて、MGKを名指しでディスした。

 

エミネムは今まで多くのラッパーを名指しでディスしたが、そのなかでもアンサーを返した数少ないラッパーのうちの一人がMGKだ。彼は自分が最も憧れていたラッパーにエミネム対して、素早くディストラックを公開した。このトラックは非常にハードであり、かなり多くのヒップホップファンがMGKの反撃に驚いていたようだ。

 





 

いきなり「The Eminem Show」に収録されている、エミネムと娘ヘイリーの楽曲「My Dad’s Gone Crazy(お父さんがクレイジーになっちゃった)」をレファレンスし、彼をディスしたMGK。

毎年億単位の金をセキュリティーガードに払ってるラッパーがタフなふりをしている。“お父さんがクレイジーになっちゃったかも” そうだヘイリーあなたは正しい。お前のお父さんはスタジオに囚われてマイクにずっと叫んでいる。

 

さらにMGKが2012年にツイートした内容を今でも根に持っているエミネムも批判した。「俺が2012年に言ったことを今でも怒っている。サプライズアルバムでディストラックを出すだけに6年間もかかったのか。

 

さらにエミネムのせいでShade 45のラジオ番組に出演できないこと、そしてエミネムがマネージャーのPaul Rosenbergに頼んで、MGKのアルバムのリリースを阻止しようとしていたことなどを語る。内容は後半にいくつれさらにヒートアップし、エミネムの曲「The Real Slim Shady」をレファレンスしたパンチラインを繰り出す。「年をとって膝が弱くなったか。本物のSlim Shadyはもう立ち上がることはできない。

 

また、彼は今回自分の憧れでもあったエミネムに反撃したことについて、ツイッターにてこのように語っている。

 

俺は自分だけではなくて、この若い世代のために立ち上がった。俺はあなたが昔やっていたことと同じことをやっているだけだ。こちら側では、まだ人生を生きていて「リアル」なことが起こっている。だから自分の活動を少し止めて、自分が憧れていた人から自分を守らないといけなかった。

 

彼は自分の娘を育てたり、人生の問題を色々乗り越えないといけなかったりする「リアル」なフェーズにいる若い世代のために立ち上がったと語る。それはこの楽曲でも表現されている。彼は3rdヴァースにて「俺の下の世代のラッパーたちを応援する。俺はこのようなくだらないことはしない。あなたは皆に愛されているのに、今でも機嫌が悪い。俺はOGたちをリスペクトするし、ほとんどは個人的にも知っている。でもあなたは赤子のような態度のただのイジメっ子だから、絵本を読んであげないといけない。」とラップする。

 

また、エミネムの地元であり、映画のタイトルでもある「8 mile」を使ったクレバーな言葉遊びも注目だ。「最後にあなたが“8 mile”を見たのは家のランニングマシンに表示されたときだろ」

 

ラップゲームの大御所であり、自分にとってのアイドルでもあったエミネムに愛を感じる反撃をしたMGK。エミネムは果たしてMGKに再度反撃をするのだろうか。

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