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チャンス・ザ・ラッパー、カニエとのジョイント・プロジェクトの現況を明かす「まだ始まってもいない」

 

2018年10月6日にチャンス・ザ・ラッパーが『The Joe Budden Podcast』に出演し、リリースが待たれているカニエ・ウェストとのジョイント・プロジェクト『Good Ass Job』の進行状況について驚きの発言をした上で、地元の先輩を気遣った。

 

チャンスは自身の非営利団体SocialWorksの活動の一環として、地元シカゴで【OpenMike】という学生支援イベントを定期的に開催しているが、9月にこのイベントにゲスト出演したカニエがチャンスとのジョイント・プロジェクトのタイトルを突然発表したことから、リリースが近いのではとファンの間で期待が高まっていた。

 

ところがチャンスによると、実はこのプロジェクトはまだ着手すらしていないそうだ。「自分的にはずいぶん長いことやりたいと願ってきたプロジェクトだよ。ただ、カニエ的にはまだ気が乗らないみたいなんだ、(ニュー・アルバム)『YANDHI』も控えてるし。(レコーディングが)できないし、(プロジェクトは)まだ始まってもいない」と明かした。

 

カニエについて彼は、「自分はカニエ・ウェストの大ファンだ。(カニエのアルバム)“ザ・ライフ・オブ・パブロ”くらいから、シカゴに戻って一緒にプロジェクトをやろうよってずっと頼み続けてるんだ」と明かし、「俺の中ではこれが“Good Ass Job”になる予定で、自分のサウンドを生むきっかけとなった(カニエの)サウンドへの回帰となるんだ。生きている中で最も偉大なアーティストだと信じている人と仕事ができるいい機会にもなる」と話している。

 

最近のカニエは、9月29日に出演した米人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』での発言が物議を醸し、同日発売予定だった『YANDHI』が2か月ずれ込むなど相変わらずのマイペースぶりを発揮しているが、そんな彼についてチャンスは、「カニエが前に言っていたと思うけど、少なくとも過去数作のアルバムに関して言うならば、彼は300年くらい先の自分を思い浮かべて、その頃の人たちがどんな解釈をするかということを常に考えながら行動していると思う。長いタイムラインにおいて、自分の芸術や考え方が死後に届く範囲が、他の多くの人は非常に狭いところにとどまるのとは対照的に、彼はもっと大きな跡を残そうとしていると自分では思ってるんじゃないかな」と見解を述べた。

 

インタビュー音源はこちら

Photo Credit: Kanye West: WireImage / Chance The Rapper: Getty Images Entertainment

提供元:Billboard Japan

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