11月6日の中間選挙が迫る米国で、黒人の有権者に民主党に見切りをつけるよう呼びかける保守派の“Blexit”(ブレグジット、英国のEU離脱スローガンBrexitをもじっている)キャンペーンのロゴやアパレルをデザインしたと報じられていたカニエ・ウェストが、自分は関わっていないとツイートした。
2018年10月30日にTwitterを更新したカニエは、この運動に関わっている極右コメンテーターのキャンダス・オーウェンズ(Candace Owens)について、「キャンダスにあのロゴを作った人物を紹介したけれど、(デザイナーが)自分の名前を出したくなかったから(キャンダスが)俺のを使ったんだ。俺はBlexitと関わり合いたくなかった。俺は関係ない」と釈明した。
10月27日に米ワシントンD.C.で開催され、ターニング・ポイントUSAという保守系NPOが主催する【ヤング・ブラック・リーダーシップ・サミット】という会合で、Blexit運動のアパレルがお披露目された。各アイテムの横に“カニエ・ウェスト・デザイン”と記載されていたようだ。 サミットに出席していたオーウェンズはPage Sixの取材に対し、「Blexitは復興であり、このロゴとこの色の数々を私の親しい友人で仲間のスーパーヒーロー、カニエ・ウェストが生み出してくれたと言えることを幸運に思う」と語っていた。
カニエは別のツイートで、「今はしっかり目が見開かれ、自分で信じていないメッセージを広めるために利用されたことに気付いた。政治からは距離を置き、創作に完全に集中する」と綴っている。
ここ数週間、カニエはトランプ米大統領と面会し、支持を表明する“MAGA”キャップをテレビの生出演中にかぶるなど、その政治スタンスが賛否両論を呼んでいた。
◎カニエ・ウェストによる投稿
I introduced Candace to the person who made the logo and they didn’t want their name on it so she used mine. I never wanted any association with Blexit. I have nothing to do with it.
— ye (@kanyewest) October 30, 2018
My eyes are now wide open and now realize I’ve been used to spread messages I don’t believe in. I am distancing myself from politics and completely focusing on being creative !!!
— ye (@kanyewest) October 30, 2018
Photo By Wireimage
(提供元: Billboard Japan)