兼ねてからワイオミング州の山中で新作アルバムの制作を勧めていると噂されていたKanye Westだが、今月に入って何やらその周辺が騒がしくなっている様子。まず、3月に入ってすぐ、Travis ScottやThe Dream、Kid Cudi、Nasといったラッパーたちがこぞってワイオミングに集結したと報じられた。また、3月26日には「Southside Serenade (DEMO)」と題された謎の未発表曲がネット上にアップされたとHYPEBEASTが報じている。約2分程度のこの楽曲は、2016年に発表された前作『The Life Of Pablo』に収録された「Father Stretch My Hands Pt. 1」のような雰囲気もあれば、亡き母親と娘について歌った「Only One」に似たテーマもあり、はたまた2008年に発表したアルバム『808s & Heartbreak』のようなテイストも持っているようにも聴こえる。そのしばらく前には、Kendrick Lamarとコラボし、NAVが関わったと見られる”Don’t Jump” そして”Liberated”と題された2曲がSoundCloud上でリークされた(現在は既に削除済み)。
Kanye率いるG.O.O.D. Musicに所属する女性シンガーであり、現在、Kanyeとも新作アルバムを製作中のTeyana Taylorは、「私のアルバムでのKanyeは、Ralph Laurenのポロシャツを着ていた時代(※Kanyeのデビュー時代)のようなビートを作ってるわ」とも明かしており、すでにファンの間では「Polo Ye(ポロシャツ時代のKanye)」というフレーズが定番化する動きにもなっている。
毎回、アーティスト活動に関しては謎が多いKanyeだが、今回はいったいどんな壮大な計画のもとに動いているのだろうか。