Kanye West(カニエ・ウェスト)のオペラ、「Nebuchadnezzar」の初公演が、Hollywood Bowlにて行われた。Pitchforkがその様子を伝えているため、そちらを紹介したい。
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カニエはナレーションを担当していたため、カーテンコールにて大勢のシンガーやパフォーマーとともに挨拶をするまで、表に出ることはなかったようだ。主演はSheck Wesとなっているため、あくまでもオペラの内容を尊重していたのだろう。
カニエの楽曲「Runaway」のアート・ディレクターVanessa Beecroftが監督を務めたこちらのオペラでは、巨大な蹄鉄の形をした建造物の上に、ローブの衣装を揃えた聖歌隊が立っていたり、大勢のパフォーマーがHollywood Bowlの通路に並んでいたりしたようだ。Nebuchadnezzarが人々のことを考えない独裁者から救いを見出す信者になる過程が描かれており、カニエのナレーションによってオペラは進行した。
Kanye is narrating tonight's opera, Nebuchadnezzar.
Tune in. ➡️ https://t.co/ShGBRr0Ybf pic.twitter.com/4MnooVs5Lp
— TIDAL (@TIDAL) November 25, 2019
披露された楽曲の多くは新曲であったようだが、いくつかカニエの楽曲も使用されたようで、聖歌隊による「Wolves」のフックも聞くことできたとPitchforkは報道している。カニエ自身がツイッターにて投稿した写真にて、セットリストをチェックすることも出来るが、その中には「Say You Will」や、Sheck Wesの楽曲「Mo Bamba」も含まれている。
オペラの進行については多少難航した部分もあったようで、「彼は倒れた」とナレーターのカニエが言ってもSheck Wesが倒れず、三度繰り返してやっと倒れたことに観客からは笑いが起こっていた。
また、Pitchforkは観客の反応についても報道しており、「Jesus Is Kingの曲をもっと聞きたかった」とがっかりしていたファンもいれば、「感動したからSunday Serviceに行ってみようと思う」と感動していたファンもいたとのこと。