Gapとのパートナーシップを発表したタイミングで、新曲「Wash Us In The Blood」のMVをリリースし、さらなる話題を呼んだKanye West(カニエ・ウェスト)。こちらの楽曲にはトラヴィス・スコットがゲスト参加しており、ドクター・ドレーがミキシングエンジニアとしてクレジットされている。そんなカニエの新アルバム「God’s Country」について、GQが明かした内容を紹介したい。
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ライターのWill Welchはカニエと共に2日間過ごしたようで、新アルバム「God’s Country」のスタジオセッションの様子を語っている。
カニエの指示で、エンジニアが新しくできたビートの色んなバージョンを流していくんだ。エンジニアがとあるビートを流したとき、トラックの最後に流れるホーンのパートを気に入ったカニエは「ホーンが流れるところを2分間のループにしてくれ」と言って、それを「Superman」と名づけた。他の曲はメロウで優しくて、歌やソウルフルなサンプルが使われていた。
このように表現されている「God’s Country」であるが、リリースされた「Wash Us In The Blood」は、「Yeezusのようなハードなドラムと、インダストリアルなノイズ」と表現されていた。「Wash Us In The Blood」の形容が正確であったこともあり、他の収録曲に関しても雰囲気が想像できる発言となっている。
カニエは「Wash Us In The Blood」にて社会的な不公正などについてラップしており、ミュージック・ビデオには、人種差別的なシステムに対する抗議デモの映像などが使用されている。楽曲は以下のリンクからストリーミングすることができる。
他にもカニエはDr. Dreと共に「Jesus Is King」のリミックスとなる続編に取り組んでいるとも発表しているため、そちらのプロジェクトにも期待したい。