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カニエ・ウェストが新曲「Wash Us In The Blood」にてレーベルやメディアに向けて語った内容。「彼らは落ち着いたカニエを欲しがっている」

 

 

先日、新曲「Wash Us In The Blood」のリリースと同時に新アルバム「God’s Country」をアナウンスし、話題になっているKanye West(カニエ・ウェスト)。人種差別的なシステムに対する抗議デモの映像などをフィーチャーしたミュージック・ビデオも印象的だが、そのリリックの一部を紹介したい。

 

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タイトルの「Wash Us In The Blood」の通り、楽曲のコーラス部分にてカニエは神による救いと浄化を求めている。さらにカニエは同楽曲の中で社会の不公正や差別的なシステムについてなども語っているが、彼は後半部分にて、レーベルやメディアに向けてラップしている。

 

They don’t want me to Kanye
They don’t want Kanye to be Kanye
They wanna sign a fake Kanye
They tryna sign a calm Ye
That’s right, I call ’em Calm-Ye

彼らは俺が「カニエ」でいてほしくないんだ。カニエがカニエであることを嫌がっている。彼らは偽物のカニエと契約しようとしている。彼らは穏やかなカニエを欲しがっている。

 

このように、レーベルはカニエのような才能を求めているが、自分の心境を恐れることなく公にする存在は恐れていると語るカニエ。そのため、問題を起こさない、落ち着いたカニエを欲しがっていると語る。しかしカニエは、カニエであることに意味があるのだ。さらに彼は、そのような発言がメディアによって切り取られていることを語る。

 

But don’t take me the wrong way (God)
But don’t take me the wrong way (Hah)
‘Cause God took me a long way (Huh)
They wanna edit the interviews (We)
They wanna take it to interludes (Me)

でも勘違いしないでくれよ、神は俺をここまで導いてくれたんだ。奴らは俺のインタビューを編集してる。インタールードまで持っていこうとしている。

 

このように、扱いやすい「偽物のカニエ」をレーベルは求めており、メディアはカニエの発言を切り取って、世間に勘違いさせようとしていると彼は語っている。実際の楽曲は以下のリンクからチェック。

 

 

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