ほぼすべての楽曲を自身でプロデュースし、インディペンデント・アーティストとして成功したラッパーのRuss。彼はDIYの重要性や、アップカミングなインディペンデント・アーティストに向けて度々アドバイスをしているが、今回は彼がForbesのインタビューにて語った内容を紹介したい。
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インタビュアーのZack O’Malley GreenburgはRussに、自宅隔離中のワークフローなどについて質問したところから会話は始まった。Russは「俺のワークフローは前と変わってないよ」と答えている。それから彼は以下のように続け、DIYの重要性について語った。
いつ聞いても笑っちゃうのが、プロデューサーは誰々で、作曲は誰々で、みたいな話に対する意見だ。多くのアーティストは、「スタジオが閉まってるから楽曲制作が出来ない」と諦めてしまう。もう2020年だし、自分の家でレコーディングする方法くらい知るべきだし、スタジオが自分の家にあるべきだ。自分の創作物に対してそこまで本気じゃないのかなと思ってしまう。例えば、コービー・ブライアントか、レブロン・ジェームズだったら、家にバスケットボールコートが必ずあるだろう。何に関しても、自分の家にフィールドがあってもいいはずだ。そうすれば継続的に取り組むことができる。だから、アーティストが自宅にスタジオや制作環境を持っていないというのが俺としては理解できない。自分の家にジムがないならどうやって練習するつもりなんだ。スタジオに行かないと練習できないのか?
自分の家にスタジオや楽曲制作が出来る空間を持つことで、どのような状況であっても継続して活動することができると語ったRuss。彼が語った内容に対し、インタビュアーのZack O’Malley Greenburgは「つまりライターが自宅にパソコンを持っていないみたいな感じだよね」と補足している。これについてRussは「そうだ。画家が自分の家にキャンバスを持っていないのと同じだ。筋が通らない。」と続けている。
インタビューは30分ほどの長さになっており、Russが語った内容は8分あたりからチェックすることが出来る。