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Russがインディペンデントに活動するアーティストに重要なアドバイスを送る。

 

 

インディペンデントな活動を長年続け、SNSなどを通して巨大なファンベースを作り上げたRuss(ラス)。何度もプラチナ認定されるまでの人気アーティストとなった彼であるが、同じくインディペンデントに活動しているアーティスト向けのアドバイスをツイッターなどに投稿したので、必見である。

 

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https://www.instagram.com/p/CB3mxqZpgLx/

Russはインスタグラムにて、自身の楽曲の2012年からの売上を公開し、以下のように語っている。

 

「俺のカムアップだ。そして自分で自分の権利を持つオーナーシップだ。上がり下がりも旅の一部だよ。」

 

2012年11月の時点ではリリースの売上が0件、楽曲単体の売上が4件、ストリーミングの合計が1,170回再生のみとなっている。翌年の11月は4,704回、翌々年は42,004回と少しずつ再生回数が上がっており、2015年の12月には100万再生を超えている。数年後には、音源だけで月に数百万円ほどを稼いでいる。

 

Russは長年地道に楽曲を制作し続けたということがあり、ここまでの数年間で200曲以上をリリースしていた。レーベルにも所属せず、ほぼすべての楽曲を自身でプロデュースなどしてきたRussであったが、デビュー・アルバムのリリースにあたってColumbia Recordsと一時的にパートナーシップを組んでいた。

 

Russはインスタの投稿内でこのことについても語っており、そのため彼は2016年9月の数字が一時的に下落していることを強調した。

 

また彼は「プロデュース、ミキシング、マスタリング、エンジニアリング、作曲、すべて俺がやった。売上の数字はすべて自分で所有している」と、インディペンデントであることの重要性を語っている。

 

Russはツイッターでもアドバイスを投稿しており、彼は以下のように語っている。

 

「ソーシャルメディアでファンベースを築き上げるんだ。本物のファンしか必要じゃない。そうすると業界がお前に寄ってくる。レバレッジによって進むのはそれからだ。」

 

「レーベルが契約金を前払いするというのはつまり、彼らが100万ドルをオファーしてきたとしたら、お前が300万ドルを稼ぐ財源であると知っているからだ。それなら、彼らが提示した金額を自分で稼げる。彼らはその300万の内の大部分を自分たちでキープし、原盤権も所有するつもりだから。」

 

「つまりレーベルと契約するアーティストたちは、100万ドルという初めて見るような大きな金額を手にするチャンスを得たから、契約を交渉をしようという考えがなかったということ?」という質問に対し、Russは以下のように続けている。

 

「そういうことだ。そして彼らは、レーベルに所属していればプレイリストやラジオに使われるのが約束されると思っている。実際は、レーベルは仲介役だ。つまり、レーベル側がメディアから断られる可能性だってある。」

 

「あとマジで犯罪だろって話だが、レーベルは流通費として15%を取ることがある。今どきの流通っていうのは、アップロードのボタンを押して、楽曲がすべてのDSPに配信されるだけだ。お前が自分の楽曲で100万ドルを稼ぐとしよう。レーベルは、アップロードを押すだけで15万ドルを取るってことだ。Tunecoreなら流通が9.99ドルだぞ(笑)」

 

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