1990年に、Ice Cubeは自身のデビュー・アルバムとなる「AmeriKKKa’s Most Wanted」をリリースした。こちらの作品は西海岸で最も熱かったIce Cubeが、東海岸のChuck Dを含むThe Bomb Squadにプロデュースされたことが話題になっていた。
収録されている「Endangered Species (Tales from the Darkside)」にもChuck Dは参加しており、人気の楽曲の一つとして知られている。
そんなChuck Dが、アルバムに参加するまでの経緯をVladTVにて語った。
関連記事: パブリック・エネミーがFlavor Flavをクビにしたのは話題集めの嘘だと明かす。Chuck Dがグループの不仲を偽った理由とは?
西のアーティストがThe Bomb Squadによってプロデュースされた歴史的作品となっているが、一方でIce Cubeが当時N.W.A.とビーフ状態だったこともあり、Chuck DはIce Cubeとコラボをすることに難色を示していたようだ。
しかしPublic Enemyのアルバム「Fear of a Black Planet」に収録されている楽曲「Burn Hollywood Burn」のレコーディング中に、同じスタジオにいたIce Cubeが「俺も参加させてくれ」とChuck DやBig Daddy Kaneたちに声をかけたことにより、Chuck Dは考えが変わったようだ。
Chuck Dはこの出来事からIce Cubeのスキルを目の当たりにし、彼のソロアルバムをプロデュースしたいと感じるようになったと語っている。それが今でも名作として語り継がれている「AmeriKKKa’s Most Wanted」が生まれるきっかけの一つになったのだ。
フル動画は以下のリンクからチェック。