Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)が「The Breakfast Club」に出演し、インタビューに答えた。彼は1998年にDeath Row Recordsから抜け、悪名高いシュグナイトと仲違いしていた時期について語っている。デスロウとシュグナイトの劣悪な環境に嫌気がさしてレーベルを抜けたスヌープは、彼らと全面戦争をするつもりだったと明かす。
関連記事: スヌープ・ドッグがデビューアルバム「Doggystyle」のアイコニックなデザインとグッズビジネスについて語る。
https://www.instagram.com/tv/CDOhCETlqhO/?utm_source=ig_embed
当時スヌープは、同じく西海岸のラッパーであるMack 10から1億円以上のオファーを受けており、「Fuck Death Row」というアルバムをリリースする予定であったのだ。Mack 10に会うために彼のオフィスに向かったスヌープであるが、しかし同じ南を代表するMaster P率いるNo Limitのオフィスの前を通る必要があったのだ。それがきっかけでMaster Pと出会ったスヌープはある日、彼から「今どんなプロジェクトを制作中なんだ?」と質問を受け、「Fuck Death Rowというアルバムを作ってる」と答えた。
すると「待ってくれ」と、扉を閉めたMaster Pは「もしそれをリリースするとしたら、リリース前にお前は殺害されるだろう。」とスヌープに言ったようだ。
当時のデスロウやシュグナイトと争いを続ければ、命がなくなる可能性もあるため、Master Pはそれを阻止するためにスヌープを説得したのだ。説得を受けたスヌープはアルバムの制作を中止し、最終的にMaster PのNo Limitと契約をすることになる。スヌープはインタビューの中で、「彼が俺の命を救ってくれたということだ?神に感謝だ。」と続けている。
この一連の出来事についてはMaster Pも話しており、「The Breakfast Club」の別のエピソードにて彼は以下のように語った。
「やるべきことをやったんだ。スヌープがシュグナイトについてなんて言おうと、シュグがスヌープを業界に入れくれたのは事実だ。だからお前がやろうとしていることは良くないし、結局のところ重要なのは真摯であることだ。感謝するべきであると。このように考えている人は少ない。どんな結果になったとしても、まずは貰ったチャンスや機会には感謝しないといけない。」