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Tinashe(ティナーシェ)が音楽におけるジャンルを廃止すべきだと語る。カテゴライズによる活動の隔たりを明かす。

 

 

以前から「アーバン」というカテゴリーは「ブラックコミュニティのアーティストが作った音楽を軽視している」などの理由から、不適切であるという声が上がっていた。そのようなカテゴライズによってアーティストとしての活動が制限されてしまうと考えているアーティストは多く、今回はTinashe(ティナーシェ)がRolling Stoneのインタビューにて語った内容を紹介したい。

 

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「このような問題を直していくことは出来ると私は思う。ただ私は、全般的にジャンルを廃止する必要があるとすら言いたい。ジャンルの多くが生まれた背景には人種に基づく音楽の隔たりがあると思う。アーティストをアーバンやR&B 、ラップ、ヒップホップという、カテゴリーに分類することで、音楽的にエクスペリメントするクリエイティブに対して大きな疎外感を生む。クリエイティブな人たちがそのジャンルに当てはまらないと感じているのに、その範囲内での活動を強いられる。これは私の経験でもある。」

 

またティナーシェはカテゴライズによる活動の制限についても強い口調で話している。

 

「アーバンコンテンポラリーという言葉をR&Bという名称に変えたとしても、同じ問題に新たな名称がつけられたのと変わらない。人々をカテゴライズし、より少ないプロモーションで、メインストリームに進出できないように分類しているという問題を無くしたことにはならない。問題は根深く、レーベルだけではなく、ラジオ局の話でもある。何を世に出すかを決め、ライブパフォーマンスや賞のブッキングをする人がいる。これらの要素は、アーティストたちがメインストリームで成功を収める理由の大部分を担っているし、同じように露出ができるようなサポートを受けたいのに、カテゴライズが弊害となる。」

 

以前、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)などのアーティストもジャンルにおける問題点を語っていた。タイラーは以前、グラミー賞を受賞した際に「なんで俺たちはポップスのカテゴリに入れてもらえないんだ?」と疑問を投げかけていた。

 

 

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