ファンクは、70年代前半に生まれたヒップホップに多大な影響を与えており、今まで多くのプロデューサーたちがファンクミュージックをサンプリングしてきた。特に90年代にDr. Dreが作り上げたG-Funkの時代は、ParliamentとFunkadelic(P-Funk)の音楽を多くサンプリングしており、いかにP-Funkがヒップホップに影響を与えたかがわかる。そんなP-Funkを率いるファンクの総帥George Clinton(ジョージ・クリントン)と、彼の音楽をサンプリングしたラップソングをTone Deafがまとめているため、そちらにいくつか付け足して紹介したい。
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ジョージ・クリントンはP-Funkのゴッドファーザーとして知られており、彼はジェームス・ブラウンと並んでファンクの重要人物として知られている。
Dr. Dre、Ice Cube、Snoop DoggなどのアーティストはP-Funkを度々サンプリングしているだけではなく、ジョージ・クリントン本人とも頻繁にコラボしている。近年では、Kendrick Lamarの大ヒットアルバム「To Pimp a Butterfly」の1曲目「Wesley’s Theory」にてジョージ・クリントンがフィーチャーされている。そんなジョージ・クリントンの入門として、彼をサンプリングしたヒップホップ曲を紹介したい。
【Funkadelic – Get Off Your Ass and Jam】
Public Enemy – Bring The Noise
N.W.A. – 100 Miles And Runnin’
【Funkadelic – Good To Your Earhole】
Childish Gambino – Riot
【George Clinton – Atomic Dog】
Ice Cube – My Summer Vacation
Snoop Dogg – Who Am I (What’s My Name)?
2Pac – Holler If Ya Hear Me
【Funkadelic – (Not Just) Knee Deep】
こちらの楽曲は、先程紹介したスヌープ・ドッグの「Who Am I」でも使用されている。
De La Soul – Me Myself And I
Dr. Dre – Fuck wit Dre Day (And Everybody’s Celebratin’)
【George Clinton – I Didn’t Come Rhythm】
Nas – Represent
【Parliament – Flash Light】
Snoop Dogg – Stoplight
Redman – So Ruff
【Parliament – Mothership Connection (Star Child)】
Dr. Dre – Let Me Ride