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アンダーソン・パークが人種差別的なシステムについて語った楽曲「Lockdown」のリリックを解説する。「本来なら家で安全に過ごしてるはずだった」

 

 

Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)が今年のJuneteenthにリリースした新曲「Lockdown」。彼は同曲にて人種差別的なシステムや警官からの暴力、プロテストについてラップしており、今年のBET Awardsではライブ版も披露していた。そんな楽曲のリリックの内容について、Anderson .PaakがGeniusにて語った動画を紹介したい。

 

関連記事: Anderson .Paakが新曲「Lockdown」のMVを公開。人種差別的なシステムについてラップをする

 

はじめにAnderson .Paakは楽曲をリリースしたきっかけについて以下のように話している。

 

「パンデミックやジョージ・フロイド氏の事件が起きる前に、Jewelzって曲の制作を進めていて、その一部を事前に公開していたんだ。リリースする準備を進めていた。1月だけど色んなことが起きて、その曲は一度保留するべきだと思ったんだ。俺たちの身の回りで起きていることを取り入れるべきだと思った。Lockdownを先にリリースできるように急いだから、それが出来て良かったよ。」

 

「Lockdown」を制作した日、Anderson .PaakはプロデューサーのJ.LBS、Rae Khalilと共にスタジオで過ごしており、ニュースを観ていたようだ。ニュースではデモ、警察の暴力、略奪、暴動など、混乱した様子が映っており、こちらのリリックが降りてきたとAnderson .Paakは話している。

 

サビの「We thought it was a lockdown」というリリックについては、以下のように説明している。

 

「パンデミックで都市が閉鎖と言われているのに、実際にはその間も外で撃たれている。ゴム弾だろうが実弾だろうが、俺たちは建物の中にいるはずだったし、本当は安全に過ごしているはずだった。そうやってパンデミックを乗り越えるはずが、なぜか毎日のように外では有色人種が殺されている。”ロックダウン”のはずなのに、外でそういう行為をする余裕はあるのかよ。」

 

続けてAnderson .Paakは「We was tryna protest, then the fires broke out(プロテストをしていただけなのに、火事が起きた)」という1stヴァースの内容を説明している。

 

「レイシズムや警察の残虐行為、今俺たちがなぜ声を挙げているのかを理解せずに、暴動や略奪のみを問題視している人がたくさんいた。でも、そういう行為をするのはムーブメントと全く関係のない、アナーキーなバイブスを楽しみたいだけの連中だ。なぜサーフボードを子供たちが略奪しているんだ?みんな何してるんだよ。俺の世代では見たことなかったし、白人の子供たちが建物にBLMってスプレーで落書きしているの見たけど、何のためにやっているんだ?俺たちに責任をなすりつけるためか?
そして大きなムーブメントの中には、群衆の中に紛れ込んでいる私服警官やエージェントがいつもいる。情報を集めたり、そうやってムーブメントを破壊したりするために。」

 

本人が解説するリリックの前編は、Geniusの動画から見ることができる。

 

 





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