Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)が、新曲「Lockdown」とそのミュージック・ビデオをリリースした。
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アンダーソン・パークは以下のようにラップしており、人種差別的なシステムや警官からの暴力、プロテストについて語っている。
We was tryin’ to protest, then the fires broke out / Look out for the secret agents, they be planted in the crowd / Said, “It’s civil unrest,” but you sleep so sound / Like you don’t hear the screams when we catchin’ beatdowns / Stayin’ quiet when they killin’ n*ggas, but you speak loud / When we ride, got opinions comin’ from a place of priv’
俺たちは抗議をしようとしていただけなのに、火災が起きた。シークレットエージェントに注意しろ、群衆の中に紛れてるかもしれない。「内紛だ」って言うけど、あなたは熟睡してるじゃないか。暴力を振るわれているとき俺らの叫びが聴こえないかのように。彼らが黒人を殺しているときは静かなのに、俺たちが立ち上がったときだけ声を上げ、特権を持つ者から意見が上がる。
Sicker than the COVID, how they did him on the ground / Speakin’ of the COVID, is it still goin’ around? / Oh, won’t you tell me ’bout the lootin’ what’s that really all about? / ‘Cause they throw away black lives like paper towels / Plus unemployment rate, what, forty million now? / Killed a man in broad day, might never see a trial / We just wanna break chains like slaves in the South
彼を地面に押しつけたあのやり方は、コロナウィルスより病的だ。コロナウィルスといえば、今どうなってるんだ?略奪行為について実際に起きてることを教えてくれ。だって、彼らは黒人の命をペーパータオルみたいに捨てるんだ。失業率も、もう4000万を超えたって?白昼公然と男を殺したのに、公判すら行われないかもしれない。俺たちは、南の奴隷たちと同じように鎖を外したいだけなんだ。
ミュージック・ビデオは最後に、警官からの暴力などによって亡くなったGeorge Floyd氏やBreonna Taylor氏などの名前が合わさり、拳の形を作るという内容で終わっている。またアンダーソン・パークの団体「.Paak House」は「Action Bail Fund LA」、「Atlanta Solidarity Fund」、「Albany Safety Fund for Black Lives」などの団体に寄付をしたと発表している。MVの出演料なども、「Dream Defenders」という団体に寄付されたようだ。
ケンドリック・ラマーの作品を複数務めているDave Meyersが監督をし、Syd、Jay Rock、Andra Day、Dominic Fike、Sir、Dumbfoundedなどが出演するMVは要チェックである。