プシャ・Tが2018年5月25日にリリースしたニュー・アルバム『DAYTONA』の収録曲「Infrared」でドレイクをディスったことが発端で、長年仲違いしていることで有名な二人の間のビーフ(中傷合戦)が再燃している。
プシャは「Infrared」でドレイクの楽曲がゴーストライターによるものだと揶揄したが、ドレイクはすぐに「Duppy Freestyle」というアンサー・トラックをサウンドクラウドに投稿し、プシャの音楽のみならず、『DAYTONA』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたカニエ・ウェストまでディスりまくった。更に、カニエが創設し現在プシャが社長を務める<グッド・ミュージック>に対し、“プロモーション支援とキャリアのリバイバル”代として10万ドル(約1,080万円)の請求書を作成しネットで公開した。
これに対しプシャは5月29日に「The Story of Adidon」と題されたディス・トラックを公開し、米ニューヨークのラジオ局Hot 97がこれを繰り返し放送している。ジェイ・Zの「ザ・ストーリー・オブ・O.J.」のビートに乗せ、2017年5月に浮上したドレイクの隠し子騒動についてラップしているようだ。
当時TMZが報じたところによると、元ポルノ女優のソフィー・ブルソー(Sophie Brussaux)がドレイクの子を妊娠していると主張したがドレイク側はこれを否定。ブルソー側の弁護士は認知と養育費を求めて裁判を起こす構えだという。
「The Story of Adidon」でプシャは、「俺のフィアンセの名前を出したからには/お前が自分のビヨンセとして選んだ相手を世界に知らしめろよ」、「赤ん坊が絡んでるんだ、ラップより深刻だ/人格の話をしてるんだ、俺は事実だけに沿うぜ/お前は子どもを隠してるんだ、その男の子を家に迎えてやれよ」、「赤ん坊を愛して、あの女性をリスペクトしてやれよ/ポルノ女優だってことなんか忘れて、お前の世界の全てにしてやれよ」などとラップしている。
また、サウンドクラウドで公開した、ドレイクが顔を黒塗りにしている楽曲の画像についてプシャは、「この写真を“アートワーク”って呼ぶのをやめてくれないか。俺はインターネット・ベイビーじゃないから画像を加工したりしない。これは本物の写真なんだ。これがあいつの真実なんだよ、自分で見てみろよ」とツイートし、フォトグラファーのウェブサイトへのリンクを張っている。
Please stop referring to this picture as “artwork”…I’m not an internet baby, I don’t edit images…this is a REAL picture…these are his truths, see for yourself https://t.co/gd6vRS3HM8 pic.twitter.com/2el58HEZ8F
— King Push (@PUSHA_T) May 30, 2018
photo by Getty Images Entertainment
(提供元 Billboard JAPAN)