2017年に、21歳という若さで亡くなったLil Peep(リル・ピープ)。彼の音楽はヒップホップやオルタナティブ・ロックなど、様々なジャンルをクロスオーバーしており、その独特なスタイルが幅広い層から人気を得ていた。リル・ピープは生前のインタビューでも「Green Day、My Chemical Romance、Good Charlotte、Panic! At The Disco、Taking Back Sundayなどのアーティストたちから影響を受けている」とそのサウンドの原点について語っており、ヒップホップだけでなくロックバンドからの影響が強いことを説明していた。
リル・ピープの音楽は彼が亡くなってからも人気が衰えず、昨年末にはドキュメンタリー映画「Everybody’s Everything」が公開されたり、最近も人気ミックステープの「Hellboy」が各ストリーミングサービスにて配信開始されたりするなど、度々プロジェクトが公開されている。
今回は、そんなリル・ピープの入門としてオススメ曲を10曲を紹介したい。
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Awful Things
リル・ピープのアルバム「Come Over When You’re Sober, Pt. 1」に収録されている、彼の代表的な人気曲。SmokeasacとIIVIがプロデューサーを務めており、ミュージック・ビデオはYouTubeにて2億回以上再生されている。2017年にリリースされた。
Witchblades
リル・ピープと親しい仲であったことで知られるLil Tracyとの楽曲。ベテランロックバンドThree Days Graceの楽曲「The Real You」をサンプリングしている。2017年にリリースされた。
Save That Shit
リル・ピープが女性との関係についてラップした楽曲。プロデューサーはSmokeasacとIIVIが務めており、同曲も「Come Over When You’re Sober, Pt. 1」の人気曲として知られている。
U Said
こちらの楽曲はSmokeasacとIIVIがプロデューサーを務めており、現実からの逃避を求めて苦しむリル・ピープのリリックがリスナーの共感を呼んだ。後半のビートチェンジが印象的である。
Benz Truck
「Awful Things」と同じく「Come Over When You’re Sober, Pt. 1」に収録されている楽曲。タイトルの通りベンツトラックに乗るミュージック・ビデオが印象的である。サブタイトルの「Гелик」はGワゴン(メルセデス・ベンツ・Gクラス)という意味である。プロデューサーはSmokeasacが務めている。
Hellboy
リル・ピープが2016年にリリースした人気ミックステープ「Hellboy」のタイトルトラック。SmokeasacとYung Cortexがプロデューサーを務めており、同曲が収録されたミックステープはPitchforkの「2010年のベストアルバム200選」にて193位にランクインしている。
Beamerboy
リル・ピープが2016年にリリースしたEP「california girls」に収録されている楽曲。BMWのZ3をレファレンスしながら、自身が有名になったことで周りの反応が変わってしまったことについてラップしている。NEDARBがプロデューサーを務めている。
The Brightside
リル・ピープの多くの楽曲を手がけてきたSmokeasacが同曲のプロデューサーも務めており、タイトルはロックバンドThe Killersのヒット曲「Mr. Brightside」のレファレンスである。「Come Over When You’re Sober, Pt. 1」に収録されている。
Girls
タイトルの通り、リル・ピープが女性との関係についてラップした楽曲。同曲はリル・ピープがメインストリームで注目されるきっかけになった楽曲としても知られている。Dirty Vansがプロデューサーを務めている。
Spotlight
こちらの楽曲はリル・ピープが亡くなった後、トリビュートとして2018年にリリースされた。人気プロデューサーMarshmelloとのコラボ曲。