Jay-Z、The Notorious B.I.G.、そしてBusta Rhymes(バスタ・ライムス)。彼らの共通点はブルックリン出身ということだけではなく、実は全員が同じ高校出身ということだ。特にバスタ・ライムスとJay-Zが高校のカフェテリアでラップバトルをしていたというのは有名な話であるが、そんな歴史的瞬間について、バスタ・ライムスが語った内容を紹介したい。
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85 South Showに出演したバスタ・ライムスは、Jay-Zについて以下のように語っている。
当時、速いラップをしてるラッパーを聞いたことがなかった。どのMCもまだやってなかったんだ。そういうラップをやっているのはオリジネーターたちだけだった。そのオリジネーターたちとは、Jay-ZがJaz-Oのあとに関わっていたクルーだ。「Hawaiian Sophie」以降、Jay-Zはかなり早い段階からそのスタイルを習得していた。実際に彼はオリジネーターの一員ではなかったと思うけど、ブルックリン出身ってことで仲間だった。
Jay-Zはスピードラップを誰よりも早く習得していたと話すバスタ・ライムス。彼はJay-Zとの高校でのラップバトルを振り返り、以下のように続けている。
「最終的に、Jay-Zは当時のバトルでは最も強かった。俺はまだスピードラップを理解しようとしている段階だったが、彼はもう既に習得してたんだ。彼は信じられないレベルのスキルセットで速いラップをやっていた。まるで水がそこら中に溢れているように彼は自分のスキルを示していた。あらゆる形で、自分がやりたいようにラップしていた。もう既にマスターしていたんだ。」
Jay-Zの並み外れたスキルについて語ったバスタ・ライムスであるが、最後に彼は以下のように語った。
「俺は競争心があるし、そのときはずっと再戦したいと思ってたよ。実現しなかったけどな。ただ、問題はない。いまでは俺とやり合いたいやつなんて誰もいないくらいにスキルセットが成長したからな。」
またインタビュー中にTech N9neと比べられることがあったが、Tech N9neの曲「Worldwide Choppers」で彼らのスピードラップを聞くことができる。