NEWS

ドクター・ドレーがバンド「The Roots」を救ったエピソード。クエスト・ラヴがドレーに救われた過去を明かす。

 

 

The Roots(ザ・ルーツ)のドラマーとして活躍してきたベテラン、Questlove(クエストラヴ)。生演奏のヒップホップバンドのパイオニアとして多大な影響を与えてきた彼は、多くのバンドマンやプレイヤーたちにとってレジェンドと言えるだろう。そんなQuestloveが、Dr. Dre(ドクター・ドレー)に「救われた」過去を振り返った。

 

【関連記事】The RootsのQuestlove(クエストラヴ)が「ヒップホップは循環的なカルチャーだ」と語る。

 

THE FADERによるMark Ronsonのポッドキャスト「Uncovered」に出演したQuestloveは以下のように語っている。当時The Rootsが所属していたレーベルMCA Recordsが倒産し、関連レーベルであるGeffen-Interscopeに移籍することができるアーティストは限られていたようだ。もし移籍できなかった場合、行き場のなかったThe Rootsは、ドクター・ドレーの一存で救われた。

 

「俺が聞いた話では、ドクター・ドレーとジミー・アイオヴィンが朝食の時間にミーティングをしたらしい。ジミー・アイオヴィンはMCAから移籍できるアーティストの選択を、ドレーに委ねたんだ。誰を救い、誰を救わないのか。」

 

Questloveは自分たちが「ドレーのリスト」に入ったと決まった時の様子を説明しており、以下のように続けている。

 

「2月に誰が移籍をできるのかを選ぶミーティングがあるという噂を聞いた。俺らは選ばれたのか?とずっと心配だった。そして3月にその結果がメールで送られてきたんだ。俺たちの名前がリストの最後だったのを覚えているよ。ヒューッ…みたいな感じでホッとした。メールが届いたときの俺たちはハイスクールミュージカルみたいだった。オーディションに選ばれたのかどうか、そこで知ることができたような感覚だった。」

 

こうしてMCA RecordsからGeffen-Interscopeに移ることになったThe Roots。この時、自分たちの身に何が起こったのか周りに聞き、QuestloveはドレーがThe Rootsを気に入っていたことを知ったようだ。元The Rootsのキーボーディスト、スコット・ストーチがドレーの右腕プロデューサーとしてアルバム「2001」にて大活躍したのも大きかったのかもしれない。

 





Shares

RELATED POSTS

VIEW MORE

PLAY LIST

PLAY LIST