先日、無期限の活動休止を発表したBROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)。昨年発表した2022年のワールドツアーの日程は全てキャンセルとなり、2月7日に行われるO2アカデミー・ブリクストンと、コーチェラが最後のライブとなると発表している。
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— BROCKHAMPTON (@brckhmptn) January 14, 2022
ブロックハンプトンは、テキサス出身のKevin Abstract(ケビン・アブストラクト)が2015年に結成したコレクティブ。ケビン・アブストラクトが、カニエ・ウェストのファンフォーラム「KanyeToThe」で、「バンドを始めよう」とメンバーを募集したのが結成のきっかけだった。結成当初は「Alive Since Forever」というグループ名で活動していたが、彼らは後に「BROCKHAMPTON」に改名している。
ボーカルのAmeer Vann、Joba、Matt Champion、Meryln Wood、Dom McLennon、Bearface、プロデューサーのRomil Hemnani、Jabari Manwa、Kiko Merleyなどのメンバーが集まり、他にもフォトグラファー、デザイナー、ディレクターなども所属しており、数名のメンバー脱退を経て、彼らは主に十数名のメンバーで活動してきた。
ヒューストン市内のシェアハウスで共同生活をしていた彼らは、ミックステープ「All American Trash」を制作し、2016年に同作をリリース。2017年には、ロサンゼルスに移住し、「Saturation」の3部作をリリースしており、メディアからも高く評価された。
2018年にはRCAとメジャー契約したブロックハンプトンであるが、Rolling Stoneの報道によるとその契約は1500万ドル(約17億円)だったとも伝えられている。ブロックハンプトンは同年に4枚目のアルバム「Iridescence」をリリースしており、同作はBillboard 200で1位にチャートインしている。「Iridescence」の大ヒットで、一気にスター級の知名度になった彼らは、2019年に5枚目のアルバム「Ginger」をリリースしており、同年のSUMMER SONICにも出演。
2021年にリリースした6枚目のアルバム「Roadrunner: New Light, New Machine」は惜しくも最後の作品となったが、ブロックハンプトンのリーダーであるKevin Abstractは、グループの活動について2019年のインタビューの中で以下のように語っていた。
「俺たちは、グループとして永遠に活動するつもりはない。自分たちでもわかっている。だから、この与えられた機会と、この瞬間を最大限に活かし、精一杯やりたい。最後のアルバムまで、どれだけのインパクトを残せるか挑戦してみたいんだ。」
(画像=BROCKHAMPTON – Saturation Ⅲ)
(Source)
https://pitchfork.com/news/brockhampton-announce-indefinite-hiatus-say-coachella-2022-is-their-final-show/
Brockhampton’s Rise Almost Broke Them. Now, They’re (Hopefully) Stronger Than Ever