数週間前、XXXTentacionの死はヒップホップ業界を悲しみに染め、多くのアーティストが彼に追悼の言葉を送った。また、彼が実は子供を残していたという報道も話題になった。
そんな彼は亡くなる数週間前に、ディストリビューション業者であるEmpireと11億円の契約を結んでいたとNew York Timesが報道している。
彼のアルバム「17」はインディペンデントの流通会社であるEmpireからリリースされていたのだが、このアルバムの成功がきっかけで、彼はEmpireから3rdアルバムの契約オファーをもらっていたのだ。Empireの創業者であるGhazi Shamiは、契約の詳細を語ることを避けたが、「Xは生前に大量の未リリース作品を完成させていた」と語った。
実際にXがこの契約を結んだとき、彼は複数の暴行事件における裁判が決まっていた。さらにSpotifyのヘイト・ポリシーとして、プレイリストから外された時期であった。そんな彼はShamiとこのような会話をしたらしい。
X「今俺のストリーミングでの再生数は低下しているけど、本当に俺と契約したいの?」
Shami「私はあなたを信じている。プレイリストを信じているわけではない。プレイリストは良いけど、あなたは音楽の社会現象だ。」
このように、Xの未リリース作品たちは世にでることを語ったShami氏。実際には彼はユニバーサルとの「?」の契約があったため、一番早いリリースで10月以降となることが予想されている。